きょうの日経サイエンス

2016年6月25日

ホホジロザメの全身標本が完成へ

海のハンター展で展示されるホホジロザメは6月25日、特製の水槽に運び込まれて固定され、全身液浸標本がほぼ完成した。体長3.2メートル、体重320キログラムのオスで、成魚の全身液浸標本が一般公開されるのは初めて。長期飼育が難しいサメだけに研究者にとっても貴重な標本という。

 

鋭い目や大きな顎、ギザギザの歯に圧倒される。ただ自然界の生存競争は厳しい。このホホジロザメの背びれの付け根には丸い穴が開いている。「ダルマザメ」と呼ぶ小さなサメに捕食された痕跡と考えられる。「海の最強ハンター」でも食物連鎖の世界を生き抜くのは簡単ではない。

 

 

「海のハンター展」公式サイト

 

これまでの海のハンター展に関する記事

「海のハンター展」・7/8(金)開幕!(国立科学博物館):6月8日
巨大ホホジロザメを搬入:6月20日

やはり鋭いホホジロザメの歯:6月24日
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