別冊212

サイバーセキュリティー

日経サイエンス編集部 編

2016年4月22日 A4変型判 27.6cm×20.6cm 136ページ ISBN978-4-532-51212-5

2,000円+税

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政府や大企業のビッグデータも個人のパソコンやスマホも,コンピューター上のあらゆるデータがいまやサイバー攻撃の標的になっている。テロ捜査などの際,プライバシーよりも公共の利益を優先すべきとの意見がある一方,プライバシー侵害を容認することで本当に犯罪行為を阻止できるのか疑問視する声もある。また犯罪捜査にともなうDNA採取が拡大し,DNAデータベースが乱用される危険も強まってきた。リスクを回避し,情報技術を活用して効率のよい社会システムを実現するための方策を探る。

日経サイエンス編集部 編

はじめに

 

CHAPTER1 データの拡散

透明化が社会に強いる進化  D. C. デネット/D. ロイ

データ爆発を乗り越える  語り:M. ホフマン/聞き手:L. グリーンマイヤー

ビッグデータをどう生かすか  A. ペントランド

NSAを監視せよ ビッグデータを守るには  A. ペントランド

 

 

CHAPTER2 蝕まれるプライバシー

プライバシーをどう考えるべきか  J. ラニアー

政府が狙うあなたのDNA  E. マーフィー

遺伝情報をどう守るか  M. A. ロススティーン

プライバシーの終焉?  D. J. ソロブ

匿名性を保つ暗号技術  A. リシャンスカヤ

諜報活動が変わる  W. ディフィー/ S. ランダウ

 

 

CHAPTER3 攻撃と防御

サイバー戦争を生き抜く知恵  K. エラザリ

フィッシング詐欺から身を守る  L. F. クレーナー

パソコンの発熱でハッキング  SCIENTIFIC AMERICAN編集部

サイドチャネル 盗み見られるあなたのパソコン  W. W. ギブズ

無人機乗っ取りを防げ  K. ウェッソン/ T. ハンフリーズ

動き出すドローン規制  SCIENTIFIC AMERICAN編集部

半導体チップに潜むハッカー  J. ビラセナー

自動車ハッキング  SCIENTIFIC AMERICAN編集部

 

 

CHAPTER4 つながりを活かす

ウェブを殺すな  T. バーナーズ=リー

介入されないもうひとつのウェブ  J. ディベル

イザというときの“携 to 携”ネットワーク  M. エフロス/A. ゴールドスミス/M. メダール