別冊203

ヒッグスを超えて
ポスト標準理論の素粒子物理学

日経サイエンス編集部 編

2014年12月17日 A4変型判 27.6cm×20.6cm 144ページ ISBN978-4-532-51203-3

定価2,200円(10%税込)

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世界最強の加速器LHCを用いた2つの国際共同実験によってヒッグス粒子が発見された。これによって,素粒子物理学の枠組み「標準理論(標準モデル)」が予言した素粒子が全部揃った。物理学者の関心は,標準理論を超えたポスト標準理論の探索に移ってきている。

日経サイエンス編集部 編

はじめに

 

CHAPTER1 ヒッグス粒子の発見

最強加速器が起こした7月革命  中島林彦 協力:浅井祥仁
質量とは何か  中島林彦 協力:浅井祥仁
ヒッグス発見の瞬間  M. リオーダン/G. トネッリ/ S. L. ウー
ヒッグスだけじゃない LHCが変える素粒子物理学  C.クイッグ
ヒッグス粒子を追い求めて:浅井祥仁  中島林彦
南部陽一郎が語る 対称性の破れとヒッグス  語り:南部陽一郎
小林・益川両氏が語るヒッグス後  語り:小林 誠/益川敏英

 

 

CHAPTER2 見え始めた綻び

陽子のサイズが何かおかしい  J. C. ベルナウアー/R. ポール
ミュー粒子に表れた矛盾  中島林彦 協力:齊藤直人/森 俊則
ニュートリノで探る物質の起源  M. ヒルシュ/H. ペズ/W. ポロド
CPの破れとマヨラナ  中島林彦 協力:川崎雅裕/横山将志

 

 

CHAPTER3 ポスト標準モデル

崖っぷちの超対称性理論  J. リッケン/M. シュピロピュリュ
問われる究極理論への道筋  中島林彦 協力:浅井祥仁
超弦理論が明かす宇宙の起源  中島林彦 協力:西村淳
クォークの中の素粒子  D. リンカーン
余剰次元を探る  中島林彦 協力:村田次郎
リサ・ランドールが語る展望  語り:L. ランドール