別冊183

震災と原発

日経サイエンス編集部 編

2012年2月16日 A4変型判 27.6cm×20.6cm 144ページ ISBN978-4-532-51183-8

定価2,200円(10%税込)

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 東日本大震災から1年。復興は緒に就いたばかりで,福島第1原子力発電所事故も完全な収束には至っていない。そうした状況下で,新たな巨大地震が近い将来,起きる恐れがあることがわかった。本書では世界最大級の原発事故をも引き起こした今回の大震災の実像に迫るとともに,今後の巨大地震の可能性と原子力をとりまく課題について報告する。

日経サイエンス編集部 編

目次

 

はじめに

 

CHAPTER1 東日本大震災

東日本大震災 鳴らされていた警鐘  中島林彦

国史が語る千年前の大地動乱  中島林彦

 

 

CHAPTER2 迫る巨大地震

浮かび上がるスーパーサイクル  宍倉正展(協力)/中島林彦

最悪のシナリオ  古村孝志(協力)/小山真人(協力)/中島林彦

続く地下変動  中島林彦

大噴火近い? 白頭山  S. パーキンズ

超巨大噴火の脅威 スーパーボルケーノ  I. N. ビンデマン

 

 

CHAPTER3 減災にむけて

揺れる前に警報 緊急地震速報システム  R. アレン

立ち直る力のメカニズム  G. スティックス

回復力だけには頼れない  飛鳥井望

 

 

CHAPTER4 福島第1原子力発電所事故

レベル7からの出発  奈良林直(協力)/中島林彦

科学者の思考停止が惨事を生んだ  滝順一

放射線被曝  M. フィシェッティ

 

 

CHAPTER5 山積する課題

“想定外”に備える  A. ピオーリ

チェルノブイリ その10年後  Y. M. シチェルバク

原子炉解体 米国からの報告  M. L. ウォルド

どこへいく放射性廃棄物 ユッカマウンテンを捨てた米国政策の行方  M. L. ウォルド

 

 

おわりに