別冊182

マーチン・ガードナーの数学ゲームⅡ 新装版

マーチン・ガードナー 著/赤攝也・赤冬子 訳

2011年12月14日 A4変型判 27.6cm×20.6cm 160ページ ISBN978-4-532-51182-1

定価2,310円(10%税込)

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SCIENTIFIC AMERICANに四半世紀にわたって連載され,日経サイエンスでも多くのファンを集めた人気コラム「数学ゲームⅡ」の新装版。「数学ゲームⅠ」に続き,22編の多彩なパズルを紹介。
※在庫僅少

マーチン・ガードナー 著/赤攝也・赤冬子 訳

目次

 

はじめに

旧版のはしがき

 

 

第1話 消えるこびと

パズル王サム・ロイドの種々の傑作。そして「消えるこびと」の不思議など…。

 

第2話 驚異のポリパワー

新しいパズル問題を9題。

 

第3話 ビール缶,どこまで飲めば安定に

意表をつく位相的変形の問題やフリーズ模様の問題など。

 

第4話 ティック・タック・トウ

三目並べには必ず引き分けになる手があるが,五目並べではどうか?後半にはクイッキー・パズルを紹介。

 

第5話 ゼノンのパラドックス

クイッキー・パスルで物議をかもした少年と少女と犬の問題。“超事業”としてのゼノンのパラドックスを掘り下げる。

 

第6話 織って作る多面体

細長い紙片を織ったり編んだりして正多面体を作る試み。異なった色の紙片を使ったときにできる多面体の配色の妙味。

 

第7話 跳べ跳ベハルマ

ダイヤモンド・ゲームに似たハルマ。ハルマと日本のまわり将棋をミックスしたようなゲームを試みる。

 

第8話 ニムに勝つには

“安全”な手を使ってニムに勝つ方法。さらにコンウェイが考案した“ハッケンブッシュ”とニムの関連性を考える。

 

第9話 チェスでパズる

パズルファンにあえて贈るチェスの問題。与えられた駒を配置して,手数を最小あるいは最大にするには?

 

第10話 いうはやすいが解答困難

述べるのはたやすいがおいそれとは解けない問題。πeにまつわる問題や地図の塗り分け,三角形の分割…。

 

第11話 トランプ手品はいかがです?

タネはあっても仕掛けのないトランプ手品のいろいろ。

 

第12話 ぐるぐる回るグレイ・コード

グレイ・コードの面白い特性とパズルの応用。

 

第13話 あなたは積めるか“ポリキューブ”

立方体をつなぎ合わせて作った“ポリキューブ”の問題。

 

第14話 フランシス・ベーコンの暗号

フランシス・ベーコンが考案した2進暗号の効用とその奇怪な誤用。

 

第15話 結ばれたトーラス”

トーラスや2つ穴のトーラスに関連した結び目の問題。

 

第16話 偶然でない“偶然の一致”

偶然の一致と思われることの多くは偶然ではない。それはなぜか?

 

第17話 シムとチョンプとレーストラック

頭を使って楽しみたい人のための新ゲームを紹介。

 

第18話 エレベーターの動かし方教えます

エレベーター,この身近な乗り物についての面白いパズル。

 

第19話 優美なグラフ

ソロモン・ゴロムの“優美な”グラフについて。あるいはなるべく“ケチくさく”グラフに番号をつける方法。

 

第20話 交差させずに線をひく

いろいろなグラフの“交差点”についての考察。

 

第21話 ネーピアの骨でかけ算を

対数の創始者ジョン・ネーピアが考案した計算棒

 

第22話 最古の2進コンピューター

チェス盤を計算機に変える方法と“負の2進記数法”で計算する方法。

 

 

解答と解説

 

 

 

関連書籍

マーチン・ガードナーの数学ゲームⅢ 新装版

マーチン・ガードナーの数学ゲームⅠ 新装版

【著者】Martin Gardner マーチン・ガードナー
1914年生まれ。25年にわたってSCIENTIFIC AMERICAN 誌に「数学ゲーム」(Mathematical Games)を連載。翻訳はサイエンス(現在の日経サイエンス)の創刊号1971年10月号から1981年12月号まで掲載された。「数学ゲーム」が扱ったテーマは数学の最新の話題にとどまらず,哲学や文学,ミステリー,SFなど多方面にわたっている。あるテーマを取り上げると,専門家から一般読者まで,いろいろな形で情報を提供してくれるので,そのテーマはいっそう広がり,深められていった。こうした“広場”をつくり上げたガードナーの功績は高く評価されている。『自然界における左と右』(紀伊國屋書店),『aha! I nsight ひらめき思考1,2』『aha! Gotch ゆかいなパラドックス1,2』(ともに日本経済新聞出版社)など多数の著書がある。2010年5月22日に逝去。

【訳者】赤 攝也 せき・せつや
1926年金沢市に生まれる。数学者。理学博士。東京大学理学部数学科卒業。立教大学教授,東京教育大学教授,放送大学教授を歴任。主な著書に『数学序説』(共著,培風館),『集合論入門』(培風館),『数学と文化』(筑摩書房),『教育学講座〈第11巻〉 算数・数学教育の理論と構造』(編,学習研究社),『実数論講義』(SEG出版),訳書に『数学の哲学』(S. F. バーカー著,培風館)などがある。

【訳者】赤 冬子 せき・ふゆこ
1931年札幌市に生まれる。立教大学文学部英米文学科卒業。訳書に『三幕の殺人』,『茶色の服を着た男』,『赤毛のレッドメーン家』(いずれも角川書店),『手づくりの数学』(共訳,河出書房新社)などがある。