別冊175

宇宙大航海 日本の天文学と惑星探査のいま

日経サイエンス編集部 編

2010年11月5日 A4変型判 27.6cm×20.6cm 144ページ ISBN978-4-532-51175-3

定価2,200円(10%税込)

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 探査機「はやぶさ」が地球に帰還,太陽系大航海時代の幕が開けた。国際宇宙ステーションでは日本人宇宙飛行士の長期滞在が始まった。天文学の分野では「すばる」が活躍,重力波やガンマ線,サブミリ波,ニュートリノなど宇宙の様々な姿を探る装置も動き始めたり,その建設が進んでいる。日本の天文学,太陽系探査,宇宙開発の最前線を紹介する。
 2011年2/6まで国立科学博物館で開催中の「空と宇宙展―飛べ! 100年の夢」の関連出版。


出版社在庫切れ・書店取扱いのみ・Fujisan在庫あり

日経サイエンス編集部 編

目次

 

はじめに

 

第1章 太陽系を旅する

「はやぶさ」60億キロの旅  川口 淳一郎
「はやぶさ」が誕生するまで  川口 淳一郎
「はやぶさ2」にゴーサイン  宇宙航空研究開発機構(協力)/中島林彦
快走! 宇宙ヨット「イカロス」  森 治(協力)/中島林彦
「あかつき」金星へ  宇宙航空研究開発機構(協力)/中島林彦
宇宙滞在138日と「きぼう」完成  若田光一(語り)

 

第2章 すばる望遠鏡の活躍

ファーストライトから10年 「すばる」が明らかにした宇宙  林 正彦
「すばる」が見た渦巻銀河M33 銀河考古学の扉を開く  有本信雄(協力)/中島林彦
「すばる」で迫る暗黒エネルギー  須藤 靖(協力)/中島林彦

 

第3章 137億年の時空を遡って

世界最大の電波望遠鏡「アルマ」  国立天文台,三菱電機(協力)/中島林彦
重力波天文台の開発大詰め  東京大学宇宙線研究所(協力)/中島林彦
カンガルー望遠鏡が拓くガンマ線天文学  東京大学宇宙線研究所(協力)/中島林彦
ハイパーカミオカンデ構想  東京大学宇宙線研究所(協力)/中島林彦
総力戦で初期宇宙に迫る  東京大学宇宙線研究所,東京大学数物連携宇宙研究機構(協力)/ 中島林彦

 

第4章 宇宙と向き合う

隕石探索 南極大陸4000km  小島秀康
乗鞍と宇宙  末松芳法(協力)/中島林彦
天文学の巨星 林忠四郎  中島林彦
宇宙誕生の謎に挑む 日本のリーダー 村山斉  中島林彦

 

あとがき