日経サイエンス  1998年11月号

マイクロダイヤモンドの世界

R.トラウトマン B. J. グリフィン(ともに西オーストラリア大学) D. スチャーフ(走査型電子顕微鏡の専門家)

 直径0.5mm以下で重さ1/100カラット(1カラットは0.2g)以下のものをマイクロダイヤモンドという。マイクロダイヤモンドは,普通のダイヤモンドが侵食を受けて小さくなったものではない。普通のダイヤモンドと一緒に産出するが,別の過程で生成したのではないかといわれている。ただ,はっきりとしたことはわかっていない。マイクロダイヤモンドは小さくて宝飾品には使えないが,基礎科学や技術の分野で関心をもたれるようになっている。電子顕微鏡写真でマイクロダイヤモンドのさまざまな姿を紹介。(編集部)

著者

Rachael Trautman / Brendan J. Griffin / David Scharf

3人の接点はマイクロダイヤモンドと電子顕微鏡である。トラウトマンは西オーストラリア大学地質地球物理学科鉱床探査センターの博士研究員で,マイクロダイヤモンドの成因を研究している。グリフィンは同大学顕微鏡および顕微分析センターの主任講師でダイヤモンドの成因,鉱物の微細分析,走査型電子顕微鏡の新技術に興味を持っている。スチャーフは走査型電子顕微鏡の専門家で,その作品は,百科辞典,博物館,Scientific American などの雑誌に掲載されている。

原題名

Microdiamonds(SCIENTIFIC AMERICAN August 1998)