日経サイエンス  1996年9月号

サイエンス・イン・ピクチャー

知られざる外科手術の世界

M. アギレーラ=ヘルウェーグ(報道カメラマン)

 著者は7年間をかけて,ジョンズ・ホプキンス病院,エール=ニューヘイブン病院,コロンビア長老派教会医療センター,ニューヨーク大学医療センター,カリフォルニア大学サンフランシスコ校医療センターなど9つの病院で,50種類以上の外科手術の写真を撮ってきた。

 

 これらの写真は,手術という“祭祀”を司る医師たちを除けば,ほとんど誰も知らなかったものを見せてくれる。写真の中に,自分自身の体,病気の記憶や現在進行中の病気や治療の経験についての疑問や,さらには死や霊魂についての深い疑問と取り組むための手がかりを見つける人もいるだろう。写真のもつ意味は,それを見る人の心の中にある,と著者は語っている。

著者

Max Aguilera-Hellweg

報道カメラマン。米国の多くの全国誌に作品を発表しており,ニューヨークの近代美術館のコレクションにも彼の写真が1点,収められている。最近,コロンビア大学に入学し,医学部進学の必要条件を満たすため勉強中。現在,外科手術の写真集『The Sacred Heart: An Atlas of the Body Seen through Invasive Surgery』の仕事に取り組んでいるところでもある。

原題名

The Hidden World of Surgery(SCIENTIFIC AMERICAN July 1996)

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