日経サイエンス  1996年2月号

サイエンス・イン・ピクチャー

ピサの斜塔

P.ハイニガー(ピサ搭対策共同体)

 世界的に有名なこの塔は建築当初の12世紀から絶えず傾き続けている。今日,塔の頂部は中心を5.227mもずれている。イタリア政府は1990年,塔を救うために国内外の専門家を集めた特別委員会を設置した。委員会では最新の建築・土木技術を駆使して頂部を10~20cm引き戻すことを狙っている。本格的な問題の解決は21世紀の科学者たちに任せるつもりだ。

著者

Paolo Heiniger

ピサ搭対策共同体の現場責任者で,最近の3年間,この建物に対するいろいろな対策を指導してきた。彼は,ミラノ工業大学の工学部を卒業した後,イタリア・極東・英国・スカンジナビアで基礎工学に関する他の仕事もしている。

原題名

The Leaning Tower of Pisa(SCIENTIFIC AMERICAN December 1995)

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