日経サイエンス 2023年3月号

特集:ナスカの地上絵 新発見!
特集2:新たなヴァイキング像

2023年1月25日発売 A4変型判 27.6cm×20.6cm

定価:1576円(10%税込)

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記事ダイジェスト愛読者アンケート

編集部から一言

【ポッドキャスト配信中!】ラジオ日経『大人のラヂオ』では3月号の内容を副編集長が解説しています。

考古学
特集:ナスカの地上絵 新発見!
約2000年前に古代ナスカの人々が大地に描いた線画は,上空から眺めなければ視野に収まらないほど巨大だ。なぜそこに何のために描かれたのか? 近年,描き方が異なる小型の地上絵が多数発見され,その謎を解く有力な手がかりになると期待されている。

浮かび上がる古代アンデスの世界  中島林彦 協力:坂井正人

なぜそこに何のために描かれたのか  中島林彦 協力:坂井正人



特集:新たなヴァイキング像
ヴァイキングは単なる略奪者ではなく,東は中央アジアから西は北米大陸まで居を広げ,国際的な交易ネットワークを築き上げた商人でもあった。人気作品『ヴィンランド・サガ』の舞台を語る。

歴史学
『ヴィンランド・サガ』の歴史学 ヴァイキングの知られざる顔  小澤 実

考古学
女たちが動かした経済  F. ルッソ



生態学
夜の闇を守れ 生態系を惑わす都市の光  J. ソコル

人工知能
「人に乗った馬」を描けないAI なんでもできそうなAIの現実  E. R. シェル

発達
子育て支援の神経科学  D. サスキンド/L. デンワース

国防
核融合点火施設 もうひとつの目的  文:A. マン 写真:A. P. ワイパー

ダイジェスト

サイエンス考古学

80億人の予測/ロー対ウェイド事件結審/鉛塗料は心配無用?/カントとゲーテの虚像/ベストなアスベスト/聖職者が描いた太陽の図

Front Runner 挑む

量子センサーで日本をけん引 世界で活躍する人材育成を夢に  波多野睦子(東京工業大学)

SCOPE

ヒトiPS細胞からホルモン分泌器官/宇宙での筋萎縮を防ぐには?/「神戸賞」若手の応援掲げ創設/キタシロサイ復活への大きな一歩/COVIDが科学に及ぼす影響/コーヒーの成分を有機半導体に

ADVANCES

鱗から歯へ/鳥の脳細胞は省エネ型/歯科用機器でサンゴの健康診断/海で雷が少ない理由仲間と一緒に歩いた恐竜技能を伝える仮想変形ロボ/哺乳動物に広がる新型コロナ/マングローブと月/紙の電池で電子ごみ削減/ニュース・クリップ

From nature ダイジェスト

コウモリからヒトへウイルス伝播が繰り返されるわけ

nippon天文遺産

京都帝国大学花山天文台(下)

パズルの国のアリス

はぐれ者,集まれ!  坂井公

ヘルス・トピックス

丈夫な骨を作る

グラフィック・サイエンス

温暖化による経済損失

BOOK REVIEW

『クジラの海をゆく探究者たち』 渡辺政隆/『ゲノムの子』 丸山 敬
<連載>森山和道の読書日記 ほか

Information
中高生が学ぶサイエンス講義
次号予告
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今月の科学英語