日経サイエンス 2021年2月号

特集:はやぶさ2 帰還
特集2:AIに言葉の意味はわかるか

2020年12月25日 A4変型判 27.6cm×20.6cm

定価1,466円(10%税込)

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記事ダイジェスト愛読者アンケート

惑星科学
特集:はやぶさ2 帰還

はやぶさ2 が小惑星リュウグウのサンプルを収めたカプセルを携えて地球に帰還した。「100 点満点でいえば1 万点」とも総括される6 年間50 億km に及ぶミッションの全容と主要な成果を報告する。

6年間50億キロの旅  中島林彦

小惑星リュウグウの素顔  中島林彦 協力:渡邊誠一郎

 

 

人工知能
特集:AIに言葉の意味はわかるか

読解力のテストで人間を超え,人間と区別がつかないくらい巧みに会話する。そんなAI を実現した自然言語処理技術の実力と限界を探った。

進化する自然言語処理  吉川和輝 協力:戸次大介
人の意をくむAI   吉川和輝

 

 

神経科学
人はなぜキレるのか 衝動を生む神経回路  R. D. フィールズ

 

物理学
現場ルポ 姿現し始めた核融合実験炉ITER  C. モスコウィッツ

 

意識
臨死体験 死に瀕した脳が見せる世界  C. コッホ

 

持続可能性
地球温暖化対策の誤算 植物バイオマスが足りない   E. テーンスマイヤー/D. ギャリティ

 

 

ダイジェスト

 

科学のアルバム

X線星と高密度星/ヒト白血病をひき起こすウイルス/第五世代コンピューター 初めにプログラミング言語ありき/南アフリ力の砂漠にマントファスマを求めて/見つかった! イトカワの微粒子

サイエンス考古学

並列処理マシン/ロケット科学の勝利/存在の4次元/野鳥販売中/致死的な積み荷

フロントランナー挑む

災害情報集め「見える化」 迅速な支援や意思決定に  臼田裕一郎(防災科学技術研究所)

NEWS SCAN

●国内ウォッチ

「ムーンショット」が始動/カブトムシの角,折り畳んで形成/長さ7倍のカーボンナノチューブ

●TOPICS

新型コロナの肺炎,AI で素早く診断/脳腫瘍内部で薬放出/大都市の空にCO₂ 観測網/熱輸送を高効率に/振動で10 倍発電する材料/消費者の「好み」,AIが発掘/農作物汚染,近赤外光で測定

●海外ウォッチ

細菌の線毛を電線に/超低温のミステリー/チェルノブイリの遺産/高速電波バーストの検出例増える/キツツキのけんか/回転する帆/地震音で海の温度を知る/ニュース・クリップ/水質汚染を調べる新手法

From nature ダイジェスト

3元系材料から現れた室温超電導

ANTI GRAVITY 最終回

ホントのホント  S. マースキー

nippon天文遺産

五島プラネタリウムカール・ツァイスⅣ型投影機(下)

パズルの国のアリス

少しそそっかしい“アマビエ”   坂井 公

グラフィック・サイエンス

ロックダウンで静かに

ヘルス・トピックス

睡眠時無呼吸症に男女差

ブックレビュー

『デモクリトスと量子計算』藤井啓祐

『地形と日本人』田家康

<連載>森山和道の読書日記ほか

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次号予告
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今月の科学英語