日経サイエンス 2020年9月号

特集:太平洋に消えた巨大島
特集:COVID-19 終わらないパンデミック

2020年7月22日発売 A4変型判 27.6cm×20.6cm

定価1,466円(10%税込)

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記事ダイジェスト愛読者アンケート

PR企画「親と子の科学の冒険2020」
バードウォッチング入門
上田恵介(日本野鳥の会会長)
AIは『もふもふ』を数値化できる
坂本真樹(電気通信大学副学長)
ブルーベリーを育てよう
伴 琢也(東京農工大学准教授)
台風の予測はなぜ難しいのか
宮本大輔/小松真維(株式会社ウェザーニューズ)
見直したい手洗い習慣と手指衛生
村松寿代(東京サラヤ株式会社)

 

地球科学
特集:太平洋に消えた巨大島

約1億5000万年前,日本の東方沖1500kmの海上に火山島が生まれ,山頂から噴煙を上げていた。だが噴火が終わると島はゆっくりと沈降し始め,やがて海の中に消えた。今では海底に眠る巨大海台は,どのように生まれ,なぜ沈んだのか。海底探査によって太古の歴史が明らかになってきた。

 

海底探査が明かす太古のドラマ  佐野貴司
 
プレートの裂け目から生まれた大地 シャツキー海台  W. W. セーガー

 
 
感染症

特集:COVID-19 終わらないパンデミック

新型コロナウイルス感染症の流行が始まって半年以上が経過した。各国がどのような感染拡大を経験し,対策を打ってきたのかを整理する。

 

データで見る各国の戦略  出村政彬

 

尾身茂 政府対策分科会会長に聞く 動き出した社会で感染拡大をどう防ぐか

 

 

生物学

南極の氷河期を生き延びたトビムシの謎  D. フォックス

 

野生動物保護

ネコを殺さず希少ネズミを守る 米キーラーゴ島の見えない出口  C. アーノルド

 

経済学

数理が語る格差拡大のメカニズム  B. M. ボゴシアン

 

 

ダイジェスト

 

サイエンス考古学

プレート会合点の姿/マラリア抑制/近代的な時計製造/発明の才/モノづくり

フロントランナー挑む

新たな光イメージング法を生物学や医学に応用へ  合田圭介(東京大学)

NEWS SCAN

●国内ウォッチ

「富岳」の本当の実力/強度近視の関連遺伝子発見/伸縮で変色する極薄シート/第3世代アルゴリズム登場/硫化スズで原子1層分の膜/アンモニアを低温合成

●TOPICS

福島で国内最大級のロボ実験場稼働/特殊な物性探すAI/食虫植物の栄養摂取が進化したわけ/不注意運転,手の動きで検出/電気通すゲル,医療に応用へ/塩基2種の同時置換/コロナ「第2波」AIで備え

●海外ウォッチ

歩き方を監視するシステム/手遅れになったハンドフィッシュ/フロリダ発,極軌道へ/偽陽性の懸念/重力子が放つ光/無限に続く生殖/殺菌金属/ニュース・クリップ/赤血球の解毒作用をまねる

From nature ダイジェスト

重症者の死を防ぐステロイド薬

ANTI GRAVITY

間違いただし   S. マースキー

パズルの国のアリス

ポーンたちの背比べ   坂井公

グラフィック・サイエンス

激増する人工衛星

ヘルス・トピックス

腸内細菌と医薬

BOOK REVIEW

『外来アリのはなし』西田隆義

『まどわされない思考』丸山 敬

<連載>森山和道の読書日記 ほか

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次号予告
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今月の科学英語