日経サイエンス 2007年4月号

ホームロボット時代の夜明け

2007年2月24日 A4変型判 27.6cm×20.6cm

定価1,466円(10%税込)

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編集部から一言

表紙にもなっている巻頭記事は「ホームロボット時代の夜明け」。著者は,あのビル・ゲイツです。 「新産業が生まれつつあるところを想像してほしい。(中略)前途有望とみて皆が躍起になってはいるものの,この産業がいつ本格的に離陸するのか,そもそも離陸可能なのか,はっきりとしたことは誰にもわからない。しかし,いったん臨界点を超えれば,世界を変える力が十分にある……」。30年前に,ビル・ゲイツ自身が起こしたパソコン革命の描写のようですが,彼によれば,これが現在のロボット産業の様子。では,臨界点を超えるために必要なブレークスルー技術とは? 次のおすすめは「特集:不確定性原理の今」。量子力学の基礎となる不確定性原理を示した不等式は,シンプルですが,その意味するところは非常に深い。提唱から80年をたった今,この式を見直す動きが出ています。あわせて,提唱者ハイゼンベルグの人柄や波乱の人生もご紹介します。 難しそうだとこの分野の記事を敬遠してきた方々に,特に強くおすすめします。

 

ロボット工学&情報技術

ホームロボット時代の夜明け  B. ゲイツ

 

 

物理史&科学史

特集:不確定性原理の今

 

新たな不確定性原理を求めて  中島林彦

 

ハイゼンベルク先生と統一理論に挑んだ10年  山崎和夫

 

人の心の不確定性  鵜山仁

 

 

分子生物学

遺伝子を調節するRNA リボスイッチ  J. E. バリック/ R. R. ブレーカー

 

天体物理学

惑星って何だ? 冥王星騒動の顛末  S. ソーター

 

生命科学

自然選択とがん がんはなぜなくならないか  C. ジンマー

 

エネルギー

エタノール燃料の活路  M. L. ウォルド

 

医薬

痛みのもとを狙い撃つ新薬  G. スティックス

 

茂木健一郎と愉しむ 科学のクオリア

青空の向こうの見えない宇宙を見る  ゲスト:須藤靖(東京大学教授)

 

 

てれすこーぷ

 課題解決先進国・日本  小宮山宏

サイエンス考古学

 組織移植/パリティの破れ/飛行賞/水のイリュージョン/病気の進入をシャットアウト

NEWS SCAN

見え始めた宇宙の暗黒物質時空は小さな三角形の集まり?/記憶増強に脳埋め込みチップ/脳梗塞に再生医療/火星でロープ魔術ショー/英国人はダイヤル「I」を回す/タイタンのメタンの湖/ゴムのようなプラスチックコードレスで充電メタンの増加鈍る/ネアンデルタールの遺伝子/食べられる綿実 ほか

いまどき科学世評

 納豆と温暖化と不見識  塩谷喜雄

変わりダネ植物誌

 変幻自在に進化するキャベツ  文・写真 藤田雅矢

TREND

 氷の世界で地球を探った半世紀/約30年ぶりの天文学全集/最も賢いケーキ・カット理論

個性派 ミュージアム巡礼

 中谷宇吉郎 雪の科学館  文・写真:キュラトゥス

現代からくり拝見

 再生紙の製造

BOOK REVIEW

 『史上最悪のウイルス』

 『絶滅危惧の昆虫事典』

 <連載>森山和道の読書日記 ほか

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