日経サイエンス 2002年1月号

特集:動き出したポストゲノム研究

2001年11月24日 A4変型判 27.6cm×20.6cm

1,429円+税

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  • セブンアンドワイ

編集部から一言

第1特集は「動き出したポストゲノム研究」。ゲノム情報を手にしてはじめて可能になった研究を紹介します。時期ものの話題としては,第2特集の「テロの背後でうごめく技術」と「狂牛病―悪玉プリオンをとらえろ」がおすすめ。明るい話はないのかという方には,21世紀のガン治療:NK4によるガン休眠療法」などはいかがでしょう。この記事は創刊30周年記念で募集した懸賞論文で,最優秀賞に輝きました。毎年,ご好評をいただいている日経サイエンス特製カレンダー付です!

特集:動き出したポストゲノム研究

ヒトの全遺伝情報の概要がわかり,生命科学は次の段階に入った。ゲノム情報があればこそ可能になった,新しい研究分野の動きを紹介する。

 

タンパク質分子の姿をあぶりだす新手法  美宅成樹

 

遺伝子の個人差を医療に生かす  村松正明

 

ヒトと類人猿の違いをゲノムから探る  斎藤成也

 

 

特集:テロの背後でうごめく技術

同時多発テロ,炭疽菌騒ぎと続く中,ハイテクを駆使した新たなテロへの懸念が高まっている。アフガニスタンでの軍事行動の余波でパキスタンやインドの核管理が揺らぎ,核技術がテロリストに渡るおそれがでてきた。また,新種のコンピューターウイルスをばらまき,ネットを麻痺させるサイバーテロの脅威も強まっている。

 

タリバン攻撃で揺れる南アジアの核管理  M. V. ラマナ/A. H. ナヤール

 

サイバーテロの主役“ゾンビ”ウイルス  C. マイネル

 

TOPICS 緊急リポート テロと科学技術

 脅威を冷静に見極めよ/野放しの化学物質/ハイテクで航空テロを封じ込めるか/内からの攻撃と戦う/

 不意打ちへの備えは十分か

 

 

分子科学

狂牛病―変異プリオンをとらえろ  M. アイゲン

狂牛病の病原体プリオンを検出する超高感度の「SIFT法」。開発にあたったノーベル賞化学者自らが,その原理を解説する。

 

医療

黄斑変性症の治療に挑む  H. サン/J. ネイサンズ

網膜の中で視細胞が集中する黄斑部が壊れる黄斑変性症は,視力が急激に落ちる病気だ。高齢者を襲うこの病気の原因が解明されつつある。

 

 

創刊30周年記念最優秀論文

21世紀のガン治療 NK4によるガン休眠療法  松本邦夫/中村敏一

腫瘍の血管新生を阻害する分子NK4が見つかった。浸潤や転移の抑制効果が大きいことから,ガン治療薬として有望視されている。

 

 

 

世界の研究室から

 眠りの不思議に魅せられ  粂和彦(タフツ大学医学部客員研究員)

サイエンス考古学

 読者の不満/リドナーの回答/有害な鶏肉/パナマ運河/ニシキヘビの餌付け/薬とインチキ薬

地球 塩の旅

 日本の揚げ浜塩田  文・写真 片平孝

素顔の科学者たち

 新生する脳細胞  エリザベス・グールド

動物のおしゃべり解読学

 学んで覚えるイルカの発声法  赤松友成(水産総合研究センター水産工学研究所 主任研究官)

科学の宿題21

 かぜ薬  編集部

旅して発見!

 カリフォルニアで太陽系をそぞろ歩き  W. W. ギブス

パズリング・アドベンチャー

 ミノタウロスの王冠  デニス・シャシャ

WAVE

 インターネット上の雑談を分析するソフトウエアの可能性/NOにイエス/まぬけな犯罪者にならないために

ブックレビュー

 『16歳のセアラが挑んだ世界最強の暗号』

 『心は機械で作れるか』

 <連載>森山和道の読書日記  ほか

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