日経サイエンス 1997年7月号

特集 インターネットが変わる――米国からの報告

1997年05月24日 A4変型判 27.6cm×20.6cm

定価1,466円(10%税込)

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編集部から一言

7月号の目玉は何といっても,「特集・インターネットが変わる」です。インターネットをゴミだめにしないために,玉石混淆から玉だけを選び出すために,米国ではいろいろ研究が進んでいます。
大好評をいただいている養老孟司の「脳の見方,モノの見方」の今回のゲストは双子の研究をしている慶應義塾大学の安藤寿康さんです。一卵性双生児って,今話題になっている“クローン人間”そのものなんですが,さて・・・・

特集:インターネットが変わる―米国からの報告

この分野だけはとても米国にはかないません。

上のタイトルをクリックしていただくと,8本すべてのあらましをご覧になれます。

 

1.迷宮探索の新エンジン  C. リンチ

 

2.明日の電子図書館  M. レスク

 

3.検閲の圧力を超える新技術  P. レスニック

 

4. ビジュアル・インターフェース  M・ A. ハースト

 

5. 画面なしのウェブサーフィン  T. V. ラーマン

 

6. 続くか“英語中心主義”  B. オーデ

 

7. 電子取引のセキュリティー  M. スティフック

 

8. 文化資産としてのネット情報  B. カール

 

 

新薬開発とコンビナトリアル・ケミストリー  M. J. プランケット/J. A. エルマン

一般の方にはまだ耳慣れない言葉かもしれませんが,製薬業界に大きなブームを引き起こしている技術です。安く,早く,系統的に多種類の化合物を生み出せるのです。

 

人類の祖先は何度アフリカを旅立ったか  I. タッターソル

人類の祖先はアフリカで生まれました。けれども,アフリカで誕生した人類集団は1つではなく,アフリカ脱出も2度,3度と繰り返されたらしいのです。人類学にご興味のある方はぜひご覧下さい。

 

ブラックホールと情報のパラドックス  L. サスカインド

ブラックホールに落とした自慢料理のレシピの行方をめぐってウィンドバック教授とグラッシュ教授が大ゲンカ。困った裁判長はホーキングやトフーフトらの専門家の意見を聞きます。さて,判決やいかに? ところで,両教授のモデルであるワインバーグとグラショウって,ホントにこんなに仲が悪かったのでしょうか?

 

マーフィーの法則を科学する  R. A. J. マシューズ

机から落ちたトーストは必ずバターを塗った面を下にします。これは,宇宙があなたの敵にまわっているからです。科学的に立証できる真面目な話なんですよ。

 

 

創刊25周年記念論文賞・佳作

マルチメディアを革新するエージェント通信ネットワーク  岸本了造

どんどん増殖を続け,素人にはますます複雑怪奇になっていくネットの世界。適切な情報を,リーズナブルな価格で提供できように,ネット上の代理人(エージェント)を著者は提案しています。

 

創刊25周年記念論文賞・佳作

束になって泳ぐ精子  林文男

これぞまさに呉越同舟。ある種のヘビトンボの精子は,束になって雌の体内に向かいます。その方が早く泳げるからです。で,体内に入った後は,バラバラになって精子同士の仁義なき競争が始まります。

 

 

 

Letter from the Editor

Letter & Opinion

 物理法則は経営にも適用可能?/動物実験論争が内包するもの/ある疑問

脳の見方,モノの見方 3

 似てる?似てない? 双子と遺伝  養老孟司×安藤寿康(慶應義塾大学文学部助教授)

世界の科学者

 インターネットの魔王,座禅を組む  ダン・ファーマー

科学の窓

 ヒト組織を用いた学術研究の意義  佐藤哲男

 夜空を伝わる大波小波?極地研が観測に成功

空 模様

 光輪(グローリー)  文・平沼洋司/写真・武田康男

WWWトリップ

 世界の地震の最新情報/中国の植物たち/500万ボルトのバンデグラーフ発電機/ホヤとヒラムシのページ

Overseas

 クローン人間は本当に許されないのか/コレステロール値を下げるポリマー医薬  ほか

数学レクリエーション

 チェス盤上のナイトの旅  I. スチュアート

ブックレビュー

 『火星の人類学者?脳神経科医と7人の奇妙な患者?』

 『輪廻する宇宙?ニーチェからホーキングまで?』  ほか

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