日経サイエンス 1996年3月号

原生生物ワールド―動物と植物の間

1996年02月24日 A4変型判 27.6cm×20.6cm

1,262円+税

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編集部から一言

目次の各項目からは,その論文の簡単な要旨を読むことができます。

サイエンス・ビュー

原生生物の世界―動物界と植物界の間  菊池邦子(編集部)

かつて世界は動物王国と植物王国の2つに分かれていた―無理矢理,別々の王国に入れられ,ついに悲願の分離独立,建国を達成した,原生生物にスポットをあてます。

生物の世界を図説・ガイドする『五つの王国』もぜひご覧下さい。

 

核物質密輸の脅威  P. ウイリアムズ/P. N. ウォスナー

これほど恐ろしげな単語が並ぶタイトルが,本誌にほかにあっただろうか?核兵器に使われる物質が闇のルートを流れようとしているのに,関係各国の対応は絶望的なまでに鈍い。

 

カロリー制限が老化を遅らせる  R. ヴァインドルッヒ

いつまでも,若々しく,元気でありたいと思うあなた。そのヒントがここにあります。本論文中の警告も忘れずに!

 

半導体産業における技術と経済性  G. D. ハッチェソン/J. D. ハッチェソン

巨額を投じて最先端の素子を作るべきか?それとも,顧客のニーズにすぐに応じられる多品種生産に戦略転換すべきか?

 

脊椎動物の移動と神経ネットワーク  S. グリルナー

ふだん何気なく歩いたり走ったりしていますが,そのときには,100以上の筋肉が整然と働いています。考えてみれば不思議ですよね。

 

大陸地殻の進化  S. R. テイラー/S. M. マクレナン

陸の存在を当たり前のように考えていませんか?実は,大陸地殻と海洋底地殻はまったく別のもので,しかも,太陽系のほかの天体には大陸地は見つかっていないそうです。

 

トレンド

新局面を迎えた超弦理論  M. マカージー

この宇宙の森羅万象を説明しようとする理論物理学の分野で,ひとつの突破口を見つかりました。その科学的な話ももちろん面白いのですが,若手中心のこの分野で,シルバーパワーの巻き返しがあるのも,野次馬としては面白いものです。

 

 

 

百家争鳴

 外来生物の侵入を規制しよう  鷲谷いづみ(筑波大学生物科学系助教授)

世界の科学者35

 ロスアラモスからパグウォッシュへ  ジョゼフ・ロートブラット

話題の研究

 幻の天体「褐色矮星」を発見  野本陽代

 アポトーシスのラダー構造を作る酵素のcDNA

編集長インタビュー

 新段階に入るヒトゲノム研究  榊佳之(東京大学医科学研究所教授)

日本どうぶつ草子11

 ヤマネ  文 安間繁樹/写真 山本祐治  

数学レクリエーション

 母親ミミズの毛布  I. スチュアート

ブックレビュー

 『生物の多様性』

 『二人のアインシュタイン』

掲示板

学際研究会議「脳工学の新時代」/シンポジウム「人間行動と進化~学際統合的アプローチ」/北海道の自然に関する研究助成と受賞対象者公募/スウェーデンからの若い分子生物学研究者支援制度  ほか