
スイス・ジュネーブ近郊に建設された史上最強の加速器LHCが,初期のトラブルを克服して再稼働し,これまでの最高記録を大幅に上回る衝突エネルギー7兆電子ボルトでの素粒子実験が2010年3月末に始まった。奥飛騨の神岡の地下などでは,宇宙初期の超々高エネルギー状態の素粒子反応で起きた現象を探るため,様々な実験の準備が進んでいる。天文衛星や天体望遠鏡による宇宙初期の観測研究もすそ野が広がり始めた。
LHCの加速器実験や地下実験,天文観測などのデータを総合して理論研究を進める世界的拠点,東京大学数物連携宇宙研究機構(IPMU)の活動も本格化している。「宇宙の始まりや,すべてを統一する理論が徐々に見えてきているという感覚はある。実験や観測で得られた事実と,その解釈を順番に積み上げていって,本当の宇宙の初期の姿を見ていきたいと思う」とIPMUの村山機構長は話す。
サイト内の関連記事を読む
CP対称性/LHC/すばる望遠鏡/アクシオン/インフレーション/スーパーカミオカンデ/ヒッグス粒子/大統一理論/暗黒物質/物理学/統一理論/超対称性
キーワードをGoogleで検索する
Bモード偏光/CP対称性/IPMU/LHC/PQ対称性/QTIET/すばる望遠鏡/アクシオン/アクシオン太陽望遠鏡/アトラス/インフレーション/エックスマス/カミオカンデ/カムランド/カラク/キャンドル/スミコ/スーパーカミオカンデ/ニューエイジ/パメラ/ヒッグス粒子/フェルミ/プランク/レプトジェネシス/原始重力波/大統一理論/暗黒物質/統一理論/超対称性/超対称性パートナー/超対称粒子