ヒトゲノムの中で,タンパク質のアミノ酸情報を指示している遺伝子はほんのわずかしかなかった。大半の領域は,何をしているのかよくわからない,いわゆる「がらくたDNA(ジャンクDNA)」だ。ジャンクDNAはその名前からもわかるとおり,それほど重視されずにきたが,最近になって,これまでの常識を覆すような重要な発見が相次いでいる。今月号から3回にわたり,ジャンクDNAにスポットを当てた研究を紹介する。(編集部)
・ | 偽遺伝子に意外な役割(2004年8月号掲載) |
・ | 病気を起こす反復配列(2004年9月号掲載) |
・ | 進化を演出したレトロポゾン(2004年10月号掲載) |