日経サイエンス  2004年8月号

フロイト再来の悪夢

J.A. ホブソン(ハーバード大学医学部精神科教授)

 心の働き方に関するフロイト学説の中心にあるのが,夢には意味があるという考え方である。ソームズをはじめとする研究者たちは,近年における脳の画像解析や病変部位の研究によって,フロイト学説が実証されつつあると主張している。しかし,同様の方法を用いた他の科学的研究の結果は,フロイトの学説の主要な部分が,おそらくは誤りであることを示している。

著者

J. Allan Hobson

ハーバード大学医学部精神科教授。心の神経科学的基盤や精神医学との関連に関する数多くの著作がある。詳しくはホブソンの著書AnIntroduction to the Science of Sleep(邦訳は『夢の科学』講談社ブルーバックス)を参照。

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