日経サイエンス  2003年3月号

森林火災の脅威と闘う

D.ガンテンバイン(ジャーナリスト)

 ひとたび燃え上がると大きな被害をもたらす森林火災。日本では一般にそれほど深刻に受け止められていないが,世界的には大きな問題となっている。生態系の破壊や直接的な経済損失だけでなく,地球温暖化を促す要因のひとつとみられているからだ。しかし,その森林火災の実態はこれまで意外に知られていない。なぜ,以前に比べ大規模な森林火災が増えたのか,火災と森林の共生とは,木の梢から梢へ飛び移る恐ろしい樹冠火災の実態は――。最近ようやくこうした謎が科学的に解明され始め,被害を最小限に抑えるための適切な森林管理や消火活動のあり方が見えてきた。

著者

Douglas Gantenbein

ガンテンバインはEconomist誌のシアトル特派員であり,またAir & SpaceSmithsonianやTravel and Leisure,Outside,This Old Houseの各誌に寄稿している。西部の山火事に関する著作もある。

原題名

Burning Questions(SCIENTIFIC AMERICAN November 2002)

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