タグ : PTSD

立ち直る力のメカニズム

 家族を失い,家を失い,職を失って失意の底に沈んでも,多くの人はいつまでも落ち込んではいない。数カ月も経てば,また笑うことができるようになる。大災害や事件・事故によるトラウマによって強いストレスを受けた時に,そこからの回 … 続きを読む

カテゴリ 2011年6月号, 記事

回復力だけには頼れない

 人間の心には生来の立ち直る力が備わっているが,それを過信するのも,また問題が大きい。大災害や事件・事故後の「心のケア」は,2段構えで対処するのが基本だ。  まず,トラウマ体験があった直後に眠れなくなったり,突然気持ちが … 続きを読む

カテゴリ 2011年6月号, 記事

幻覚剤を医療に

 マジックマッシュルームに含まれるシロシビンをはじめとする幻覚剤は脳に働きかける。これを摂取すると,通常は厳しく長い修行を経て経験するような神秘的な体験を味わえる場合がある。この作用について,おもに1960年代に盛んに研 … 続きを読む

カテゴリ 2011年3月号, 記事

戦争が生んだPTSDという社会現象

 戦闘を体験した兵士の3割は心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症するという,米国の“常識”は本当だろうか? 精神科医や心理学者のみならず,当の復員兵たちからも「過剰診断だ」との声が上がり始めた。    発症 … 続きを読む

カテゴリ 2009年7月号, 記事

いじめで遺伝子発現が変化〜日経サイエンス2006年6月号より

 いじめの恐怖の根底にある遺伝子が齧歯(げっし)類で見つかった。大きなマウスからいつも脅かされているマウスは孤独になり,よりおとなしいマウスまで恐れるようになる。いじめられることによって,いわゆる「中脳辺縁系ドーパミン経 … 続きを読む

カテゴリ 2006年6月号, News Scan

脳内マリファナを医療に生かす

 マリファナはさまざまな歴史を持つドラッグだ。ボーっとする知覚麻痺の感覚を呼び起こしたり,現代の狂気から逃れるリラクゼーションであったりする。つらい吐き気を伴う化学療法後のガン患者にとっては希望になり,慢性の痛みから解放 … 続きを読む

カテゴリ 2005年3月号, 記事

バーチャルリアリティー医療 ゲームで克服する痛みと恐怖

 コンピューターを使って人を架空の世界にいざなうバーチャルリアリティー(VR,仮想現実感)技術。これまでエンターテインメント分野を中心に応用が進んできたが,最近,意外な場所でも活躍し始めた。病院だ。    例え … 続きを読む

カテゴリ 2004年11月号, 記事

不安とうつを克服する

 精神疾患患者の治療に対する社会の取り組み方は,ここ数世紀で大きく変わってきた。現在の最先端の治療法は,神経化学的作用を持つ薬だ。20~30年前には前頭葉前部を切断するロボトミーや,インスリンによる低血糖性昏睡を利用する … 続きを読む

カテゴリ 2003年12月号, 記事