タグ : 量子力学

量子の限界を覆す

 量子力学はかつて,限界を語る理論だと考えられていた。量子力学が支配する原子や電子などは,古典力学で慣れ親しんできたボールのようには扱えない。測定は不確定性原理によって制約を受け,起きる事象はランダムで制御できない。半導 … 続きを読む

カテゴリ 2012年12月号, 記事

量子力学の多重現象を操り,測る

 「超絶技巧」「他の追随を許さない」「最も美しくクリーン」──2人の実験には,いつもこんな形容詞がついて回る。ノーベル物理学賞の受賞が決まった米国立標準技術研究所のワインランド(David Wineland)博士と,フラ … 続きを読む

カテゴリ 2012年12月号, 記事

外村彰逝く〜日経サイエンス2012年7月号より

量子力学の姿を撮り続けた実験家は,最後の挑戦を前に力尽きた    5月9〜10日,東京・新宿で最先端研究開発支援(FIRST)外村プログラムの国際シンポジウムが開かれた。中心研究者である外村彰日立製作所フェロー … 続きを読む

カテゴリ 2012年7月号, SCOPE & ADVANCE

外村彰先生を悼む

   午前7時。寝ぼけ眼で立ち上げたパソコンでメールを一読した途端、衝撃で目が覚めました。外村彰先生が、未明に亡くなったとの知らせでした。70歳でした。    ゲージ場の存在を示すアハラノフ・ボーム効 … 続きを読む

カテゴリ きょうの日経サイエンス

投稿日 2012年5月2日

「誤差」って何?〜日経サイエンス2012年6月号より

電子の位置を測るとき,そこに「真の値」は存在するか  ハイゼンベルクの不確定性原理の式を書き換え,実験的に検証された小澤の不等式(特集「小澤の不等式」2012年4月号)についての議論が盛り上がりを見せている。3月に開かれ … 続きを読む

カテゴリ 2012年6月号, SCOPE & ADVANCE

不確定性原理で「光子の逆説」は解けるか

 壁に開けた2つのスリットに光子を当ると、背後のスクリーンには光の明暗の縞ができる。だが,光子がどちらのスリットを通ったかがわかるように工夫すると,光子の挙動が変わり,スクリーンの縞は消えてしまう。  光子に何が起きたの … 続きを読む

カテゴリ 2012年4月号, 記事

不確定性原理の再出発

 今から約80年前,量子力学の創始者の1人であるハイゼンベルク(Werner Heisenberg)は,できたばかりの量子力学に基づいて,ひとつの式を提示した。「位置と運動量の両方を正確に知ることは原理的に不可能である」 … 続きを読む

カテゴリ 2012年4月号, 記事

特集:小澤の不等式

 「不確定性原理に欠陥」「ハイゼンベルクの不確定性原理を破った」。  2012年1月16日、新聞各紙や弊誌サイトに躍った劇的な見出しは,興奮と混乱を巻き起こした。ネットには「量子力学が否定されたのか」という驚きと,「不確 … 続きを読む

カテゴリ 2012年4月号, 記事

光子の逆説

波か、粒子か? その運命は,時をさかのぼって決まるのか──。    量子力学の世界は遠く離れた粒子がテレパシーで連絡し合ったり,未来に起こる出来事が遡って過去に影響しているかのように見える奇妙な現象にあふれてい … 続きを読む

カテゴリ 2012年3月号, 記事

ハイゼンベルクの不確定性原理を破った! 小澤の不等式を実験実証

「小澤の不等式」。数学者の小澤正直・名古屋大学教授が2003年に提唱した,ハイゼンベルクの不確定性原理を修正する式です。小澤教授は30年近くにわたって「ハイゼンベルクの不確定性原理を破る測定は可能」と主張し続けてきました … 続きを読む

カテゴリ 02科学ニュースから, きょうの日経サイエンス

投稿日 2012年1月16日

外村彰:ゲージ場の証拠を撮る

 真に美しい実験は,科学者の世界観を変える。美しい実験とは,重要な問題に誰もがわかる形で鮮やかに答え,疑問の余地のない実験だ。そんな実験は百の議論より雄弁に語り,心に深く浸透して,この世界についての基本認識を形作る。19 … 続きを読む

カテゴリ 2011年11月号, 記事

Living in a Quantum World / シュレーディンガーの鳥 生物の中の量子世界

According to standard physics textbooks, quantum mechanics is the theory of the microscopic world. It describes particles, atoms and molecules but gives way to ordinary classical physics on the macros … 続きを読む

カテゴリ 2011年10月号, 英語で読む日経サイエンス

シュレーディンガーの鳥 生命の中の量子世界

 シュレーディンガーの鳥? シュレーディンガーの猫の間違いじゃないの? 量子論を少しかじった人なら,そんな疑問を持つだろう。実際,ウェブを検索してヒットするのは,この記事の予告くらいだ。おさらいすると,シュレーディンガー … 続きを読む

カテゴリ 2011年10月号, 記事

宇宙の時間が終わるとき

 「時間」は行進曲のようなものだ。倦まずたゆまず,未来永劫,同じペースで刻み続ける──と,普通は考えられている。だがアインシュタインの相対性理論によれば,時間は気まぐれな即興曲だ。物体の状況や動きによって加速も減速もし, … 続きを読む

カテゴリ 2010年12月号, 記事

時間は実在するか?

 時間は過去から現在,未来へととめどなく流れていく。過去は変えられず,未来は決まっていない。そして私たちは現在を生きている──それが私たちの「時間」についての日常感覚だ。    だがそうした日常的な「時間」は, … 続きを読む

カテゴリ 2010年9月号, 記事