タグ : 軍事技術

核融合点火施設 もうひとつの目的

米国立ローレンス・リバモア研究所の国立点火施設(NIF)はレーザー核融合の実験施設だ。先ごろ,照射量を上回るエネルギーを発生させ,大きく報じられた。だが,純粋な科学研究とは別の任務もある。米国が保有している核兵器の信頼性 … 続きを読む

カテゴリ 2023年3月号, 記事

極超音速ミサイル 無益な開発競争

米国とロシア,中国がマッハ5を超えるスピードで巡航飛行し迎撃や阻止が困難とされる「極超音速兵器」の開発と配備を競っている。北朝鮮は先ごろ発射したミサイルがこの部類だと主張している。計画の推進者たちは極超音速兵器が信じられ … 続きを読む

カテゴリ 2022年3月号, 記事

宇宙戦争を阻止せよ 高まる衛星間攻撃の緊張

ロシアの偵察衛星が米国のスパイ衛星に接近して付け回したとみられる事案が確認された。人工衛星が軌道上で攻撃し合う「宇宙戦争」の懸念が高まりつつある。米国は2019年12月に「宇宙軍」を創設し,他国の軍事衛星の追跡監視などを … 続きを読む

カテゴリ 2021年4月号, 記事

完全自律型兵器

人間に代わって自ら判断して攻撃する「完全自律型兵器」が戦場に投入されようとしている。だがどんな高性能な機械でも間違いは起こる。そして間違いから完全自律型兵器どうしの戦いがひとたび始まってしまったら,人間は暴走を止められず … 続きを読む

カテゴリ 2020年4月号, 記事

核ミサイル防衛 米国の幻想

北朝鮮による核開発など,核兵器の脅威が世界に影を落としている。米国は10年以上前から核ミサイルを撃ち落とす迎撃システムを試験してきたが,その信頼性は低い。問題は,このミサイル防衛システムの配備を急ぐあまり,標準的な品質管 … 続きを読む

カテゴリ 2019年9月号, 記事

脅威増す北朝鮮の弾道ミサイル

 北朝鮮の弾道ミサイルの性能が急速に向上している。今年5月の実験で発射した中距離弾道ミサイルKN17は,自衛隊のミサイル防衛システムでは迎撃できない,約2000kmの高度に達した。その2カ月前に発射した4発の中距離弾頭ミ … 続きを読む

カテゴリ 2017年9月号, 記事

現実味帯びるビーム兵器〜日経サイエンス2007年8月号より

高出力の固体レーザーが数年内に配備されそう   光線銃といえば長らくSFの定番アイテムだったが,米国では今後数年で実戦兵器に仲間入りするかもしれない。防衛企業数社がトラック大の「レーザー砲」に必要となる主要部品 … 続きを読む

カテゴリ 2007年8月号, SCOPE & ADVANCE

米国のミサイル防衛構想は有効か?

 米国が長い間待ち望んできた国家ミサイル防衛構想は,近くブッシュ大統領によってその第1段階の稼動開始が宣言される見通しだ。    米国防総省ミサイル防衛局はアラスカ州フォートグリーリの地下サイロ(ミサイル格納庫 … 続きを読む

カテゴリ 2005年2月号, 記事

テポドンの脅威 ミサイル攻撃は防げるか

 北朝鮮やイラクなど要注意国がミサイル技術を持つにつれ,米国ではその脅威から国土を守るミサイル防衛計画が具体化している。きっかけは北朝鮮が1998年にテポドン1号を発射,さらに射程の長いテポドン2号の発射実験も予想される … 続きを読む

カテゴリ 1999年10月号, 記事