タグ : 超ひも理論
インフレーション理論は完全か
宇宙が137億年前のビッグバンで始まった,というのはいまや多くの人がご存じの定説だ。誕生直後の宇宙が光速を超える猛烈な勢いで急膨張したという「インフレーション理論」も現代宇宙論を支える定説──と本誌の読者は考えているは … 続きを読む
究極理論を探して〜日経サイエンス2010年11月号より
重力理論と素粒子物理学を統合するカギは,1960年代の数学的アプローチに立ち返ることにあるのかも 重力理論と素粒子物理学の折り合いをどうつけるかという科学最大の難問を解くカギは,時計の針を半世紀前に戻すこ … 続きを読む
カテゴリ 2011年11月号, SCOPE & ADVANCE
ツイスター+ひも=時空の謎解き〜日経サイエンス2010年8月号
ペンローズの“忘れられた考案”が超ひも理論と結びついて新展開 物理学者・数学者として名高い英オックスフォード大学のペンローズ(Roger Penrose)は1960年代後半,物理学の統一理論を打ち立てるた … 続きを読む
カテゴリ 2010年8月号, SCOPE & ADVANCE
湯川と朝永から受け継がれたもの
湯川秀樹と朝永振一郎。同時期に東京で生を受け,父親の京都大学への赴任により,ともに幼くして京都に移る。そこで少年時代を過ごし京都大学で学んだ。間違いなく2人はあらゆる面で素晴らしいライバルだった。2人は多くの論文や随筆 … 続きを読む
素粒子論はどこに向かうのか?
2006年12月,京都大学で「湯川・朝永生誕百年記念シンポジウム──現代物理学の進歩」が開かれ,4人のノーベル賞受賞者をはじめ内外から多数の理論研究者が集まった。湯川秀樹と朝永振一郎の生誕100年を記念した催しは200 … 続きを読む
相対論を書き換える流体ブラックホール
ブラックホールが放つ「ホーキング放射」には深い謎がつきまとっている。その解決を目指す理論研究から,意外な可能性が浮上してきた。時空には超微細な“粒”の構造があるかもしれず,その場合には相対性理論に見直しが必要になる。 … 続きを読む
特集:宇宙の謎を解く4つのカギ 新たな物理学の扉を開く
現代物理学を支える2本の柱である量子論と相対論を駆使することで,宇宙の創生から豊かな構造を持つ現在の宇宙にいたる進化のシナリオが描き出された。「ビッグバン宇宙」モデルである。20世紀後半から爆発的に進んだ観測によって, … 続きを読む
標準モデルを超えて 新しい物理学の夜明け
私たちの世界を形作る基本的な要素はいったい何なのか?素粒子物理学の「標準モデル」はそれをうまく説明する理論だ。しかし,この考え方では説明のつかない謎も残る。自然界の本質に肉薄する新たな枠組みを求めて,物理学者たちがエキ … 続きを読む