タグ : 赤方偏移

宇宙のエネルギー保存則は破れているか

 エネルギーは無から生じることも失われることもない。この「エネルギー保存則」は物理学で最も重要な基本法則の1つだ。しかし,この法則は広大な宇宙全体に対しては成立しないのではと思えるような現象がある。はるか彼方の銀河から届 … 続きを読む

カテゴリ 2010年10月号, 記事

宇宙の起源

 宇宙を生み,形づくったプロセスは何だったのか? 最新の宇宙論研究が究極の答えに迫りつつある    宇宙は空間的にも時間的にも大きく,人類史の大半において観測装置と想像を超えた存在だった。しかし20世紀,その状 … 続きを読む

カテゴリ 2009年12月号, 記事

相対論を書き換える流体ブラックホール

 ブラックホールが放つ「ホーキング放射」には深い謎がつきまとっている。その解決を目指す理論研究から,意外な可能性が浮上してきた。時空には超微細な“粒”の構造があるかもしれず,その場合には相対性理論に見直しが必要になる。 … 続きを読む

カテゴリ 2006年3月号, 記事

まだまだ元気な宇宙

 初期の宇宙は,銀河どうしの衝突や爆発的な星形成,超大質量ブラックホールの誕生などに特徴付けられる大荒れの時代だった。その後こうした活動が鈍ったことから,宇宙の全盛期は遠い昔に過ぎ去ったと考えられた。しかし近年の観測で, … 続きを読む

カテゴリ 2005年4月号, 記事

減速から加速へ 宇宙膨張の奇妙な変化

 1998年に観測された遠方の超新星は宇宙の膨張が加速していることを示していた。その後の研究でも加速膨張が裏付けられた。ところが,さらに遠くにある超新星を調べた結果,宇宙膨張が加速する以前には減速期があったことがわかった … 続きを読む

カテゴリ 2004年5月号, 記事

大規模構造の進化をたどる

 無数の銀河は宇宙の中でどのように分布しているのか?大規模な観測によってその姿が明らかになってきた。原始宇宙のゆらぎから大構造が進化してきた歴史を,そこに読み取ることができる。     天文学者たちの手によって … 続きを読む

カテゴリ 2004年5月号, 記事