タグ : 脳科学

ミチオ・カクが語る心の未来

 米国の理論物理学者で最近,脳や心の研究の将来を展望する本「The Future of the Mind」(2014年刊)を著したミチオ・カク・ニューヨーク市立大学教授が11月に来日したのを機にインタビューした。カク教授 … 続きを読む

カテゴリ 2015年2月号, 記事

瞑想の脳科学

フォーカス・アテンション瞑想,マインドフルネス瞑想,慈悲の瞑想という代表的な3種類の瞑想法が現在,病院や学校など様々な場所で実践され,世界各地で科学の研究対象となっている。 瞑想をすることで脳の一部領域の大きさが変わると … 続きを読む

カテゴリ 2015年1月号, 記事

代替現実で時間をワープ

 真っ白い部屋の中,黒いヘルメットのようなヘッドマウントディスプレーをかぶったAさんが座っている。ディスプレーを通して見ている部屋の中に,赤い縞シャツを着た藤井直敬氏が現れた。会話は普通にできるのに,握手するように差し出 … 続きを読む

カテゴリ 2014年10月号, 記事

自由意思なき世界

 脳科学の進展に伴い「自由意思は存在しない」との見方が強まっている。人間が意識的に自分をコントロールしていると感じるのは幻であり,実際は無意識の心に突き動かされているという見方だ。一方,人は自由意思の存在を疑うほど,犯罪 … 続きを読む

カテゴリ 2014年10月号, 記事

脳の実相に迫る

脳の各部分を色分けし,ここは視覚,あそこは記憶,そちらは言語処理を担う,などの役割を示した地図のような図を見たことがあるだろう。だが,そうした領域ごとの役割を調べるだけでは,脳の機能は解明できないことがわかってきた。脳活 … 続きを読む

カテゴリ 2014年7月号, 記事

デジタルより紙がわかりやすい理由

 iPadやキンドルなどの電子書籍リーダーを使う人が増えている。読書体験はどう変わっていくのか? 過去20年間の研究によると,画面で読むよりも紙のほうが理解しやすく記憶に残る場合が多い。画面だと全文における現在位置を直覚 … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, 記事

食欲の暴走 なぜ食べるのをやめられないのか

 人が過食をするのは,よく言われるように自制心が欠如しているといった精神上の問題ではなく,また,ホルモンのアンバランスによるものでもないことが明らかになってきた。脂肪分や糖分を豊富に含む食物は,脳の報酬系に過剰に働きかけ … 続きを読む

カテゴリ 2013年12月号, 記事

Perchance to Prune / 眠りが刈り込む余計な記憶

Every night, while we lie asleep, blind, dumb and almost paralyzed, our brains are hard at work. Neurons in the sleeping brain fire nearly as often as they do in a waking state, and they consume almos … 続きを読む

カテゴリ 2013年11月号, 英語で読む日経サイエンス

特集:眠りと夢の脳科学

 人や多くの動物は,なぜ毎日長い時間をかけて睡眠をとるのか? 疲れた体や脳を休めるためだけではないらしい。睡眠中,脳は覚醒時よりも活発に働いていることがあり,その時に脳内で行われている作業が,人や動物の生存に重要な役割を … 続きを読む

カテゴリ 2013年11月号, 記事

眠りが刈り込む余計な記憶

試験勉強で暗記したことは一晩眠ることで忘れにくくなる――。睡眠によって記憶が定着することはよく知られているが,その時に脳の中でどんな作業が行われているのか? 従来は睡眠中に脳の神経細胞の結合がいっそう強まって記憶が強化さ … 続きを読む

カテゴリ 2013年11月号, 記事

夢が教える発想

科学者や芸術家が夢の中から発見のヒントや制作のアイデアを得たという話が数多くある。ベートーベンやポール・マッカートニーは、目覚めた時に新しい楽曲が湧いて出たという。数学者が見た夢に同僚の研究者が現れて,問題の解法を教えて … 続きを読む

カテゴリ 2013年11月号, 記事

明晰夢の効用

明晰夢は、今夢を見ていることが自分でわかり,時にはそのストーリーを自分の思うように操作できるという特別なタイプの夢だ。明晰夢は最近まで,好奇の対象として考えることが多かったが,この夢を活用することで,心の治療やスポーツの … 続きを読む

カテゴリ 2013年11月号, 記事

五感を超えた力

よく知られる「五感」の区別がこれまで考えられていたほど明確でないことがわかってきた。人間の感覚システムは,相互に関連付けられており,これらを組み合わせたり,異種の感覚を混ぜ合わせるような形で人間は知覚をしている。 また, … 続きを読む

カテゴリ 2013年9月号, 記事

特集:越境する感覚

 視覚や聴覚,嗅覚などの五感がよく知られているが,人間はこれら以外に様々な種類の感覚を持つことが確認され,その数は増え続けている。人間の感覚の使い方は複雑・精妙で,音と匂いを合わせて知覚したり,相手の感情を読み取るのに顔 … 続きを読む

カテゴリ 2013年9月号, 記事

特集:天才脳の秘密

 天才と呼ばれる人の脳は,普通の人とは違っているのか? 脳の使い方が違うから常人にはまねのできない閃きや,けた外れに高い知性が生みだされるのか? 創造性の源泉について長く研究してきた心理学者や脳科学者が最近注目しているの … 続きを読む

カテゴリ 2013年6月号, 記事