タグ : 考古学

世界最古の都市遺跡に見る「我が家」の起源

トルコの「チャタル・ヒュユク」はいまから9000年前に誕生した古代の原始的な都市だ。近年の調査で,当時の人々の生活ぶりがわかってきた。加熱調理などの日常生活を助ける工夫のほか,亡くなった家族を自宅の床下に埋葬するなど,彼 … 続きを読む

カテゴリ 2021年9月号, 最新号の紹介, 記事

47都道府県人のゲノムが明かす 日本人の起源

私たち日本人は,一体どんなルーツを持つ集団なのか。一般には「日本列島に最初に到達した人々と,後に大陸からやってきた人々が混ざった」とされることが多い。縄文時代からの在来の人々と渡来人の混血だ。しかし近年,現代人と数千年前 … 続きを読む

カテゴリ 2021年8月号, 記事

浮かび上がる縄文人の姿と祖先

 今から約3500〜3800年前の縄文時代後期,北海道の礼文島北部の海岸沿いの集落で,ひとりの女性が亡くなった。後に船泊遺跡と呼ばれるこの集落に住んでいた人々の多くと同様,彼女は貝で作ったブレスレットやアンクレットを身に … 続きを読む

カテゴリ 2021年8月号, 記事

Ancient Plagues Shaped the World / DNAが明かす疫病史 ペスト流行とローマの興亡

In 541 C.E., after years of campaigning against Goths and Vandals, Emperor Justinian I had built the eastern Roman Empire into a vast dominion, nearly encircling the Mediterranean Sea. That year, howe … 続きを読む

カテゴリ 2021年6月号, 英語で読む日経サイエンス

ポンペイの壁画と噴火堆積物〜日経サイエンス2021年6月号より

フッ化物塩の生成で劣化する懸念   イタリアの古代都市ポンペイはベスビオ山の噴火による火山灰と火山岩に覆われ,発見され発掘が始まるまで1500年以上にわたって地中に埋もれていた。ほとんどの考古学者は,この噴火堆 … 続きを読む

カテゴリ 2021年6月号, SCOPE & ADVANCE

DNAが明かす疫病史 ペスト流行とローマの興亡

古代の遺骨などから病原体のDNAを採取して調べる研究が進み,歴史的な感染症パンデミックの原因を特定できるようになった。6世紀の東ローマ帝国を襲った疫病がペストであると確認されたのが一例だ。こうした古DNAの解析から,病原 … 続きを読む

カテゴリ 2021年6月号, 記事

DNA解析が明かす先史ヨーロッパ  農耕民による狩猟採集民の征服

 約9000年前,中東の農耕民が新たな耕地を求めてヨーロッパに移住し,先住の狩猟採集民と遭遇した。当初は交易などを通じ両者が共存し交配も進んだが,5000年前までに農耕民が大陸を支配し,階層的な社会構造が発達した。埋葬状 … 続きを読む

カテゴリ 2021年3月号, 記事

征服をまぬがれたマヤ人 ラカンドン族の歴史

15世紀以降のスペイン人による征服でマヤ文明の都市国家が滅び,マヤの人々は多くが地方に逃れた。なかでもラカンドン族と呼ばれる人々はメキシコ南部のメンサバク湖周辺の森林に定住した。彼らの子孫は現在もそこで暮らしている。近年 … 続きを読む

カテゴリ 2020年12月号, 記事

インドネシアで見つかった最古の洞窟壁画

具象画を描き,超自然的なものを思考し,虚構の物語を画像を通じて伝えることが知られている生物種は私たちホモ・サピエンスだけだ。そうした創造的な表現の最古の痕跡はヨーロッパで見つかったものだったが,インドネシアのスラウェシ島 … 続きを読む

カテゴリ 2020年5月号, 記事

道具使用の起源を探る 霊長類考古学

 これまでの考古学は人類が残した物質文化の発見に的を絞ってきた。だが,他の動物にも道具を使うものが存在する。最近,道具を使う動物の考古学的記録が見つかり始めた。こうした調査によって,技術革新の起源が明らかになるだろう。 … 続きを読む

カテゴリ 2019年10月号, 記事

ジャンク化石の山から人類史の宝を探す

 デニソワ洞窟など中期〜後期旧石器時代の遺跡では多くの化石骨が見つかっているが,そのほとんどは小さすぎて解剖学的特徴から種を特定できない。動物の骨の同定に使われてきたZooMSを用いることで,ジャンク化石の山から人類の骨 … 続きを読む

カテゴリ 2019年6月号, 記事

戦争は人間の本能か

ヒトはなぜ戦争をするのだろうか。個人的な殺人ではない,組織を作ってほかの集団のメンバーを殺す「戦争」という行動は,ヒトという種が進化の過程で獲得した生来の性質によって引き起こされるのか,それとも文化や社会が発達し条件が整 … 続きを読む

カテゴリ 2018年12月号, 記事

略奪された女たちが変えた社会

昔の小規模社会は平等な共同体ではなく,見下された人々を多数含む例が多かった。他の集団から拉致されてきた捕虜だ。そうした捕虜の暮らしは世界史研究において長らく無視されてきたが,初期の旅行者の記述などを分析した結果,捕虜が略 … 続きを読む

カテゴリ 2018年4月号, 記事

誰が作ったのか? 最古の石器発見で揺らぐ定説

2015年,ある国際研究チームがケニアのトゥルカナ湖北西岸のロメクウィ3遺跡で330万年前の石器を発見したと発表した。これまでの定説によると,人類は300万年前から200万年前にかけての気候変動に適応するなかで技術に依存 … 続きを読む

カテゴリ 2017年11月号, 記事

消えたグリーンランドのバイキング

 中世の北欧で勢力を誇ったバイキング(ノース人)は紀元1000年ころにグリーンランドに進出し,2つの居留地を築いた。広大な農場を開拓し,セイウチを狩猟してその牙をヨーロッパ本土に輸出するなどして栄えたものの,これらの居留 … 続きを読む

カテゴリ 2017年9月号, 記事