タグ : 美術

数学者たちの黒板アート

数学は,その内容を理解できない場合であっても,美しい。米国の写真家ジェシカ・ウィンはこの魅力をとらえるため,世界中をめぐって数学者の黒板を撮影している。「抽象画を見ているような感じだが,もっと奥が深い。板書はその数学者の … 続きを読む

カテゴリ 2021年9月号, 記事

数学アート

数学は厳密な規則と原理に基づいているので,お堅く冷たい学問と感じられる。しかし,そこには驚くほどの魅力が隠れている。例えば群論は回転や鏡映を支配する法則を扱う分野だが,これらの変換は雪の結晶の放射状パターンなど,視覚的に … 続きを読む

カテゴリ 2018年11月号, 記事

2次元と3次元を旅する自然界のエッシャーたち

 エッシャーの《描く手》 は,紙に描かれた左右の手が立体化し,互いに相手を描いている,という摩訶不思議な作品だ。エッシャーの作品の中でも,特に人気が高く,よく展覧会のポスターや作品集の表紙に使われているので,記憶しておら … 続きを読む

カテゴリ 2018年8月号, 記事

「若冲の青」を再現する

今世紀初め,伊藤若冲の代表作『動植綵絵』の大規模な修理が行われ,その際に実施された調査によって,思いもかけない事実が明らかになった。うち1幅に,当時西欧から入ってきたばかりの世界初の人工顔料,プルシアンブルーが使われてい … 続きを読む

カテゴリ 2017年10月号, 記事

若冲が描いた虫たちを語る

「このチョウは,翅の模様はアオスジアゲハで,あとの部分はカラスアゲハという,実際にはあり得ないチョウなんです」(倉谷滋)   ゾウやクジラからアリンコまで,膨大な種類の動植物を描き続けた江戸時代の絵師,伊藤若冲 … 続きを読む

カテゴリ 2017年10月号, 記事

優美なる方程式

著名な数学者と物理学者が選んだ「最も美しい数学的表現」がアクアチントというエッチング画になった。優美でときに謎めいた記号が,私たちを視覚的に満足させる。世界各国の画廊で巡回展が進んでいる「コンキニタス」と呼ばれるこのコレ … 続きを読む

カテゴリ 2016年6月号, 記事