タグ : 素粒子

クォークの中の素粒子

 「7月革命」と呼ばれるようになったヒッグス粒子の発見。万物に質量を与えるとされるヒッグスは,素粒子論の枠組み「標準モデル」の中で,存在が予言されながら未発見だった唯一の素粒子だった。今回の発見で標準モデルが完全に検証さ … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, 記事

特集:ヒッグスの先へ

 万物に質量を与えるヒッグス粒子の存在がほぼ確実になり,これによって素粒子論の枠組み「標準モデル」の正しさは完全に検証された。しかし標準モデルでは説明できない事柄があるため,研究者の関心は標準モデルを超えた新理論の探索に … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, 記事

100万年かければわかること

 2個の原子が分子を形成するのにかかる数ピコ秒(1ピコは1兆分の1)という時間と比べると,人の一生はとても長い。だが,山脈の隆起や銀河の衝突といった多くの自然現象に比べれば,瞬きするほどの時間でしかない。 科学者が一生を … 続きを読む

カテゴリ 2012年12月号, 記事

特集:「限界」を科学する

 私たち人間は限界を突破したいという衝動を持っているようだ。わかりやすい事例はスポーツ。今夏のロンドンオリンピックでは数多くの世界記録が更新され,「人類最速の男」ウサイン・ボルト選手らメダリストの活躍に人々は熱狂した。そ … 続きを読む

カテゴリ 2012年12月号, 記事

泡箱(1955年掲載)

 SCIENTIFIC AMERICANはその167年の歴史のなかで,著名な科学者が執筆した記事を数多く掲載してきた。150人近いノーベル賞受賞者が合わせて200本を超える記事を寄稿している。SCIENTIFIC AME … 続きを読む

カテゴリ 2012年11月号, 記事

質量とは何か

 ヒッグス粒子は万物に質量を与えるとされるが,それを裏返していえば,万物は最初,質量がゼロであったということになる。素粒子物理学の歴史を振り返ると,実験と理論研究からまず最初に明らかになったのは,すべての素粒子は宇宙誕生 … 続きを読む

カテゴリ 2012年9月号, 記事

最強加速器で発見

 スイス・ジュネーブ近郊にある欧州合同原子核研究機構(CERN)の世界最強の加速器LHCを用いた陽子衝突実験で2012年7月,万物に質量を与える素粒子,「ヒッグス粒子」とみられる新粒子が発見された。実験では日本も中心メン … 続きを読む

カテゴリ 2012年9月号, 記事