タグ : 糖尿病

1型糖尿病ワクチン 衛生仮説が示す可能性

1型糖尿病は2型と違って食事とは無関係に発症し,遺伝的要因と環境要因の両方が関与している。先進国では衛生設備の改善につれてポリオや1型糖尿病など特定の疾患の罹患率が上昇した経緯がある。これは幼少期に病原体に曝露する機会が … 続きを読む

カテゴリ 2018年4月号, 記事

糖尿病を手術で治す

もともとは減量を目的としていた腸バイパス手術が2型糖尿病の標準的な治療法として推奨されている。食事療法や投薬よりも糖尿病をより適切に,より早く,より長く制御できることを,数多くの臨床試験が示している。こうした成功例は糖尿 … 続きを読む

カテゴリ 2018年4月号, 記事

特集:糖尿病と戦う新戦略

糖尿病を治療・予防する新たな道が開けてきた。1つは外科手術によって腸をバイパスするという大胆な方法。食事療法や投薬よりも効果が高いことが確かめられた。もう1つは肥満とは無関係にインスリンを作れなくなる1型糖尿病に対するも … 続きを読む

カテゴリ 2018年4月号, 記事

骨の質に注目した骨粗鬆症治療

 骨粗鬆症は,骨がスカスカになって折れやすくなる病気と一般には理解されている。典型的な患者のイメージは,やせ型の高齢女性だろう。やせている人は支えるべき身体が重くないため,太っている人に比べてもともと骨が頑丈になりにくい … 続きを読む

カテゴリ 2010年10月号, 記事

糖尿病と炎症の関連に注目〜日経サイエンス2010年2月号より

メタボのほかに新たな手がかりが    米国には2100万人近くの2型糖尿病患者がおり,毎年新たに80万人が加わる。患者の増加を受け,糖尿病に伴う特徴を関連づけようとする試みが進んでいる。2型糖尿病患者は一般に肥 … 続きを読む

カテゴリ 2010年2月号, SCOPE & ADVANCE

そり犬の科学〜日経サイエンス2009年9月号

長距離を走り抜く犬には代謝の秘密が隠されている      犬ぞりの先頭犬ラリーは,舌としっぽを激しく振りながらアラスカ州ノームのゴールラインを駆け抜けた。3月に開かれた「アイディタロッド犬ぞりレース」 … 続きを読む

カテゴリ 2009年9月号, SCOPE & ADVANCE

「究極の血液検査」を受けてみた

 いっぺんに250のバイオマーカーを調べて健康リスクを判定する血液検査サービスが米国で商品化されている。実際に試してみた。    めまいと吐き気が治まり始めたとき,私は大さじ2杯分の採血なんてたいした量じゃない … 続きを読む

カテゴリ 2008年10月号, 記事

特集:肥満と食糧危機 世界を蝕むパラドックス 命の糧をめぐる問題

 途上国ではかつての飢餓ではなく,肥満がより大きな問題になっている場合が多い。グローバリゼーションの副産物として生じた「栄養転換」の結果だ。現ミレニアムは史上初めて,世界で太りすぎの人の数が栄養不良の人口と肩を並べた。人 … 続きを読む

カテゴリ 2007年12月号, 記事

「太めでも健康」のウソ

 米国では,太りすぎの悪影響に疑問を呈する研究結果や一般向け書籍が話題になっている。しかし,この主張はおそらく誤りだ。    2年前,米疾病対策センター(CDC)のフリーガル(Katherine M. Fleg … 続きを読む

カテゴリ 2007年12月号, 記事

見えてきた老化防止薬

 今現在,世間に出回っているいわゆる“老化防止薬”で,ヒトの寿命を延ばすことが実際に証明されているものは何ひとつない。老化とともに体を構成する分子や細胞に傷が蓄積していき,病気にかかりやすくなるという現実は避けられない。 … 続きを読む

カテゴリ 2002年10月号, 記事