タグ : 神経科学

ウソを照らし出す〜日経サイエンス2008年10月号より

当人がウソをついているかどうかを,脳画像をもとに判定できるだろうか      英シェフィールド大学医学部教授のスペンス(Sean A. Spence)は昨年,ある女性の脳画像を撮影した。この女性は預か … 続きを読む

カテゴリ 2008年10月号, SCOPE & ADVANCE

ポカを未然に防ぐ〜日経サイエンス2008年9月号より

 誰でも単純作業で思わぬミスをすることがある。しかし,集中力や脳活動の低下だけが間違いの原因ではない。実際,作業に関連する脳領域の活動パターンを利用して,誤った動作をその発生から最大で30秒前に予測できる。ミス発生を未然 … 続きを読む

カテゴリ 2008年9月号, SCOPE & ADVANCE

1本で脳が変わる ニコチン依存の新仮説

 「喫煙開始から何年も経ないとタバコ依存にはならない」という長年の定説が覆った。未成年喫煙者に関する研究によって,吸い始めて数週間で離脱症状(タバコが欲しくてたまらないなどの禁断症状)が現れうることがわかった。 &nbs … 続きを読む

カテゴリ 2008年8月号, 記事

過食を生む脳

 強迫性の過食症と,薬物依存。両者に脳の一部が共通してかかわっていることが明らかになり,肥満の理解と治療に新たな手がかりが得られつつある。依存症研究の第一人者で米国立薬物乱用研究所の所長を務めるボルコフ(Nora D. … 続きを読む

カテゴリ 2007年12月号, 記事

眼球運動の不思議 目の動きから心が見える

 この文章を読んでいる時,あなたの目は左から右へと小刻みにジャンプし,視線は次々と文中の単語に向けられていく。このように自分の目の動きに注意してみると,本のページや人の顔,風景を見ている時に,目の筋肉が頻繁に収縮している … 続きを読む

カテゴリ 2007年11月号, 記事

20%の記憶〜日経サイエンス2007年9月号より

 人間は脳の10%しか使っていないというのは作り話だが,20%を使って記憶を形成しているという説は本当かもしれない。 マウスと蛍光プローブを使い,扁桃体外側核という領域のニューロンを調べた。中脳の右と左に1つずつあるアー … 続きを読む

カテゴリ 2007年9月号, SCOPE & ADVANCE

脳損傷で葛藤なし?〜日経サイエンス2007年8月号より

 暴走列車の前に誰かを突き出せば別の5人の命が助かるとしたら?1人を犠牲にすることに迷いを禁じ得ないだろう。しかし腹内側前頭葉皮質(VMPC)に損傷のある人は,まるで躊躇しないかもしれない。この領域は前脳の一部で,情緒反 … 続きを読む

カテゴリ 2007年8月号, SCOPE & ADVANCE

痛みを抑える 新薬開発の最前線

 現在使われている一般的な鎮痛薬は,何百年前の民間療法がもとになっている。アヘン剤はケシから,アスピリンはヤナギの樹皮から得たものだ。アスピリンの鎮痛効果には限界があり,激痛には効き目がない。アヘン剤はさらに強力な薬だが … 続きを読む

カテゴリ 2006年9月号, 記事

新ニューロンは何のため?〜日経サイエンス2006年9月号より

 マウスの成体は,おもちゃや回し車のある広々とした場所に置かれると,新しいニューロンを通常よりも多く形成する。このため,こうした環境下で学習と記憶が向上するのはもちろん,不安感が減るのもニューロンの生成(神経新生)による … 続きを読む

カテゴリ 2006年9月号, SCOPE & ADVANCE

子育てで賢くなる母の脳

 女性は生まれつき母親なのではない。母親になるのだ。ラットからサル,ヒトまで,ほとんどすべてのメスの哺乳類は,妊娠し母親になると行動が根本的に変化する。それまでひたすら自己の欲求と生存だけを追求していた生物が,子どもの世 … 続きを読む

カテゴリ 2006年4月号, 記事

サヴァン症候群 その驚異の能力を探る

 「サヴァン症候群」は1887年にダウン(J. Langdon Down)が初めて名付け,紹介した疾病だ。彼はこの病気と驚異的な記憶力とのかかわりを指摘し,症例としてギボン(Edward Gibbon)の『ローマ帝国衰亡 … 続きを読む

カテゴリ 2006年3月号, 記事

脳にチップを初めて埋めた男 ホセ・デルガードの早すぎた挑戦

 1970年代初め,エール大学の生理学教室の教授,デルガード(Jose Manuel Rodriguez Delgado)は世界で最も話題となり,かつ論争を巻き起こす神経科学者の1人だった。1970年,New York … 続きを読む

カテゴリ 2006年2月号, 記事

記憶を固定する分子メカニズム

 消滅してもよい記憶と残すべき記憶。脳はそれをどのようにして決定し,どこから指令を出しているのだろうか。短期記憶も長期記憶もニューロン(神経細胞)どうしがシナプスと呼ばれる結合部でつながったときに生まれる。短期記憶ではシ … 続きを読む

カテゴリ 2005年5月号, 記事

脳を揺さぶる音楽

 音楽にこんなにも心を動かされるのはなぜだろうか。私たちの脳は音楽をどう処理しているのだろうか。脳画像に基づく最新の研究から,その秘密が少しずつ見えてきた。    意外なことに,音楽を処理する特別な「中枢」は存 … 続きを読む

カテゴリ 2005年3月号, 記事

脳をあやつる虫

 私たちは少し謙虚になったほうがよさそうだ。ある種の微生物は動物の脳に寄生し,神経回路を巧妙に操っている。人間にはとても真似できないやり方で……。    細菌や原生動物,ウイルスは私たちの細胞を乗っ取り,私たち … 続きを読む

カテゴリ 2003年6月号, 記事