タグ : 神経科学

うつ病,強迫性障害,PTSD……見えてきた脳の原因回路

 うつ病などの精神病患者は,悪霊にとりつかれている,危険人物だ,意志が弱い,親の育て方が悪かったなど,時代ごとにいろいろな汚名を着せられてきた。精神疾患は脳に明確な損傷が見られないため,純粋に「精神的なもの」と考えられて … 続きを読む

カテゴリ 2010年7月号, 記事

浮かび上がる脳の陰の活動

 私たちの脳は,話をする,本を読む,といった意識的な仕事を行っているときだけ活動し,何もせずぼんやりしているときは脳もまた休んでいると考えられてきた。ところが最近の脳機能イメージング研究によって驚くべき事実が明らかになっ … 続きを読む

カテゴリ 2010年6月号, 記事

“頭をよくする薬”の現実

 米国では,認知機能改善薬に大きな関心が寄せられている。飲むだけで認識力や記憶力などの認知機能を高める薬だ。こうした薬はスマートドラッグや向知性薬,あるいは「脳のバイアグラ」などという名前で呼ばれることもある。大学生や企 … 続きを読む

カテゴリ 2010年1月号, 記事

なぜマジックにだまされるか

 マジシャンは観客を煙にまくために,さまざまな手法を取り入れている。スモークや鏡,爆発音,照明の制御,手先の早業,大がかりな秘密の仕掛け……。だが,彼らにとって最大の武器は,観客に錯覚を起こさせるテクニックだ。マジックの … 続きを読む

カテゴリ 2009年3月号, 記事

ブレイン・マシン・インターフェース データを脳へダウンロードする

 人間の脳とコンピューターを一体化させ,必要に応じて記憶や外部情報を出し入れできる時代がやって来る!? ──ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の研究はSF小説の世界に現実味が与えるまでに進んできた。やがては,脳 … 続きを読む

カテゴリ 2009年2月号, 記事

顔認識専門の脳領域〜日経サイエンス2009年2月号より

脳の特定部分が顔の認識を専門とするネットワークをなしている    人ごみのなかから友人の顔を見分けるのはたやすい。だが,このたやすさゆえに,顔の認識がいかに複雑な芸当であるかに私たちは気づかない。どの顔にも目と … 続きを読む

カテゴリ 2009年2月号, SCOPE & ADVANCE

ホッケーで頭の体操〜日経サイエンス2009年2月号より

 スポーツは身体を鍛えるだけでなく,頭も鍛えるようだ──少なくとも言葉の理解という面では。 アイスホッケーなどの運動に熟達すると脳にどんな影響があるのかを調べるため,シカゴ大学の研究者たちはホッケー選手12人,ホッケーフ … 続きを読む

カテゴリ 2009年2月号, SCOPE & ADVANCE

信頼のホルモン オキシトシン

 人間どうしが社会的にうまく機能するには,信頼が不可欠だ。しかし,新たに知り合った人を信頼すべきかどうか,私たちはどのようにして決めているのだろうか? 脳で作られるオキシトシンという神経伝達物質が信頼を築くうえで重要な働 … 続きを読む

カテゴリ 2008年10月号, 記事

ダンスの神経科学

 音楽が聞こえると,足で拍子をとったり,身体を揺らしてリズムをとる人は多い。こうした動きは無意識に生じる本能的なものだが,これができるのは動物界広しといえども人間以外にはいない。リズムをとること,音に合わせて踊ることは, … 続きを読む

カテゴリ 2008年10月号, 記事

ウソを照らし出す〜日経サイエンス2008年10月号より

当人がウソをついているかどうかを,脳画像をもとに判定できるだろうか      英シェフィールド大学医学部教授のスペンス(Sean A. Spence)は昨年,ある女性の脳画像を撮影した。この女性は預か … 続きを読む

カテゴリ 2008年10月号, SCOPE & ADVANCE

ポカを未然に防ぐ〜日経サイエンス2008年9月号より

 誰でも単純作業で思わぬミスをすることがある。しかし,集中力や脳活動の低下だけが間違いの原因ではない。実際,作業に関連する脳領域の活動パターンを利用して,誤った動作をその発生から最大で30秒前に予測できる。ミス発生を未然 … 続きを読む

カテゴリ 2008年9月号, SCOPE & ADVANCE

1本で脳が変わる ニコチン依存の新仮説

 「喫煙開始から何年も経ないとタバコ依存にはならない」という長年の定説が覆った。未成年喫煙者に関する研究によって,吸い始めて数週間で離脱症状(タバコが欲しくてたまらないなどの禁断症状)が現れうることがわかった。 &nbs … 続きを読む

カテゴリ 2008年8月号, 記事

過食を生む脳

 強迫性の過食症と,薬物依存。両者に脳の一部が共通してかかわっていることが明らかになり,肥満の理解と治療に新たな手がかりが得られつつある。依存症研究の第一人者で米国立薬物乱用研究所の所長を務めるボルコフ(Nora D. … 続きを読む

カテゴリ 2007年12月号, 記事

眼球運動の不思議 目の動きから心が見える

 この文章を読んでいる時,あなたの目は左から右へと小刻みにジャンプし,視線は次々と文中の単語に向けられていく。このように自分の目の動きに注意してみると,本のページや人の顔,風景を見ている時に,目の筋肉が頻繁に収縮している … 続きを読む

カテゴリ 2007年11月号, 記事

20%の記憶〜日経サイエンス2007年9月号より

 人間は脳の10%しか使っていないというのは作り話だが,20%を使って記憶を形成しているという説は本当かもしれない。 マウスと蛍光プローブを使い,扁桃体外側核という領域のニューロンを調べた。中脳の右と左に1つずつあるアー … 続きを読む

カテゴリ 2007年9月号, SCOPE & ADVANCE