タグ : 生物学

タマムシの目くらまし防御〜日経サイエンス2022年11月号より

玉虫色の変化は身を隠すのと脅しの両方に働いている 虫にとって,キラキラ玉虫色に輝く殻を備えることは,腹をすかせた鳥から逃れるための最善の進化戦略ではないように思える。だが,見る角度によって色が変わるこの玉虫色が木漏れ日の … 続きを読む

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ニキビの原因〜日経サイエンス2022年10月号より

アクネ菌の影響で線維芽細胞が脂肪細胞に転換しているようだ ニキビの原因が皮脂であるなら,よく洗顔しても防げないのはなぜだろう? 最近の研究がその疑問にひとつの答えを与えた。そしておそらく,新たな予防法も。 ニキビは小さな … 続きを読む

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深海探査で変わる生命観

深海探査は過去50年以上にわたって新発見の源泉であり続け,海と陸,さらには地球外の生命に関する私たちの考え方を変えてきた。次の3つの事例を考えてみよう。 1968年10月16日,米マサチューセッツ州ナンタケット島の沖10 … 続きを読む

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宇宙から見えた 発光する海

1864年1月30日,軍艦アラバマ号は後に同船の船長が「海の驚くべき一画」と表現した海域に入った。アフリカの角(アフリカ大陸東端)に沿って南西に進んでいたアラバマ号は,アメリカ南北戦争中に世界の海を航行していた南軍の船の … 続きを読む

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特集:深海 新発見

「人間を海のなかに入れたら,ほとんど無力だ」とモントレー湾水族館研究所の海洋生態学者ベノワ=バード(Kelly Benoit-Bird)はいう。「息ができない。伸ばした腕の先端あたりまでしか見えない。聞こえてくる音が何な … 続きを読む

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動物たちの磁気感覚

動物はそれぞれ,自らの生活環境に合わせて必要な音や光を捉える感覚を研ぎ澄ませてきた。その仕組みは驚くほど理にかなっている。耳の中には音波を周波数ごとに微細な繊毛の揺れに変換する仕組みがあり,これは音の本質が空気の振動であ … 続きを読む

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オキアミが見る極夜の光〜日経サイエンス2022年5月号より

太陽がずっと沈んだままでも1日の昼夜のリズムを感知している   北極は冬の間,太陽が地平線の下に隠れたままの日が何週間も続く「極夜」となる。だが最近のある研究は,北極海にすむ小さな甲殻類が,この長く続く暗闇のな … 続きを読む

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特集:辛い!の科学

カレー,麻婆豆腐,タコス,ペペロンチーノ──世界の食文化は,辛みと切っても切れない関係にある。好きこのんで辛いものを食べる動物はヒトだけだ。私たちはなぜ,この危険な味に魅了されるのか。2021年のノーベル生理学・医学賞は … 続きを読む

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人工胚をつくる最後の部品完成〜日経サイエンス2022年4月号より

生命の萌芽を作るのに不可欠な新たな幹細胞を作成 数種類の細胞を混ぜ合わせ,生命の萌芽である胚を形づくる──そんなSF的な未来図の実現に不可欠な細胞の最後の1つが完成した。マウスの受精卵が分裂してできた胚盤胞からつくった新 … 続きを読む

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根食い虫を根本的に研究〜日経サイエンス2021年11月号より

根を感知する仕組みを遺伝子レベルで追究   ウエスタンコーンルートワームの成虫は米粒ほどの大きさしかない黄褐色の甲虫だが,米国のトウモロコシに毎年10億ドル近い損害を与えている。幼虫は特に厄介で,土のなかを密か … 続きを読む

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Brood X Rising / 米国で大発生 17年ゼミの生存戦略

At this very instant, in backyards and forests across the eastern U.S., one of nature’s greatest spectacles is underway. Although it may lack the epic majesty of the wildebeest migration in the Sere … 続きを読む

カテゴリ 2021年8月号, 英語で読む日経サイエンス

米国で大発生 17年ゼミの生存戦略

17年または13年ごとに大量出現する周期ゼミは米国に特有の存在で,17年ゼミ最大の集団「ブルードⅩ」がいままさに米国東部に出現中だ。素数年周期で出現するユニークな生活史がどのように進化したのか,活発な研究が進んでいる。長 … 続きを読む

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捨て身で防ぐチョウの攻撃〜日経サイエンス2021年6月号より

一部の植物は葉の組織を犠牲にして チョウに産みつけられた卵を振り落とす   Hans M. Smid キャベツなどアブラナ科の植物の一部は,腹ぺこのイモムシを防ぐために捨て身の戦術を取る。チョウに卵を産みつけら … 続きを読む

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女王バチの生殖不全を診断〜日経サイエンス2021年3月号より

精子保存器官の体液を分析してストレス要因を特定できる   ミツバチの女王は一生のうち,ある短い一時期に交尾するだけで,その精子を体内の受精嚢に保存しておいて後で使う。だが,女王がその精子を健全な状態に保つのに失 … 続きを読む

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海藻が謎解きのカギに〜日経サイエンス2020年12月号より

イワシの歴史的増減は湧昇流に関係していた   1930年代と1940年代初頭,カリフォルニア沖ではイワシが豊漁だった。モントレー湾を中心に漁獲高が急増し,州の経済繁栄を支えた。だが,1946年に潮目が変わり始め … 続きを読む

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