タグ : 生物学

女王バチの生殖不全を診断〜日経サイエンス2021年3月号より

精子保存器官の体液を分析してストレス要因を特定できる   ミツバチの女王は一生のうち,ある短い一時期に交尾するだけで,その精子を体内の受精嚢に保存しておいて後で使う。だが,女王がその精子を健全な状態に保つのに失 … 続きを読む

カテゴリ 2021年3月号, News Scan

海藻が謎解きのカギに〜日経サイエンス2020年12月号より

イワシの歴史的増減は湧昇流に関係していた   1930年代と1940年代初頭,カリフォルニア沖ではイワシが豊漁だった。モントレー湾を中心に漁獲高が急増し,州の経済繁栄を支えた。だが,1946年に潮目が変わり始め … 続きを読む

カテゴリ 2020年12月号, News Scan

ヒッチハイクする卵〜日経サイエンス2020年11月号より

マガモが食べた魚卵は排出されてちゃんと孵化する   孤立した湖や池に魚の卵がたどり着くのは,水鳥の羽や足にくっついて運ばれるからだろう――科学者たちは何百年も前からそう考えてきた。だが7月の米国科学アカデミー紀 … 続きを読む

カテゴリ 2020年11月号, News Scan

Extreme Survivor / 南極の氷河期を生き延びたトビムシの謎

Ian Hogg and Byron Adams peered out the windows of their helicopter as it glided over the rocky slopes of the Transantarctic Mountains, dry peaks that rise above vast ice sheets just 600 kilometers fr … 続きを読む

カテゴリ 2020年9月号, 英語で読む日経サイエンス

南極の氷河期を生き延びたトビムシの謎

 南極大陸の内陸部にある山の斜面の岩の下に,ホソシロトビムシという6本脚の小動物が生息している。近年の調査と遺伝子解析から,ホソシロトビムシが命を脅かす氷床や有毒な塩(えん)をなんとか回避しながら,30回を超える氷河期を … 続きを読む

カテゴリ 2020年9月号, 記事

アリの攻撃性〜日経サイエンス2020年7月号より

敵の匂いを識別できない場合には攻撃しない   仲間と敵を正確に識別することは,アリにとって生死を分ける問題だ。侵略者を巣の仲間と間違えると(あるいはその逆も),致命的な大混乱につながりかねない。   … 続きを読む

カテゴリ 2020年7月号, News Scan

The Invulnerable Cell / ウイルスをシャットアウトするゲノム改造細菌

The virus touches down on the cell like a spider landing on a balloon 1,000 times its size. It has six thin legs splayed underneath a body that resembles a syringe with a bulbous head. This is a preda … 続きを読む

カテゴリ 2020年3月号, 英語で読む日経サイエンス

ウイルスをシャットアウトするゲノム改造細菌

米ハーバード大学の研究チームが,地球上のどんなウイルスにも攻略されない生物を作りつつある。細菌のDNAを再コードし,ウイルスによる乗っ取りを可能にしている遺伝経路をすべて取り除く試みだ。再コードされた細胞は以前と変わらず … 続きを読む

カテゴリ 2020年3月号, 記事

Untangling the Genome / 遺伝子発現を制御するDNAループのダイナミクス

Because I find it hard to relate to something as small as the structure of the human genome, I like to imagine it scaled up a millionfold. At this size, each DNA molecule—a chromo­some—is as wide … 続きを読む

カテゴリ 2020年2月号, 英語で読む日経サイエンス

巻貝と戦う単性エビ軍団〜日経サイエンス2020年2月号より

住血吸虫を媒介する巻貝の防除にエビの“スーパーメス”を動員   世界で毎年数百万人が罹患する住血吸虫症は死に至ることもある感染症だ。これを防ぐため,女性だけの軍隊が動員されようとしている。   オニテ … 続きを読む

カテゴリ 2020年2月号, News Scan

DNAループのダイナミクス

人体の細胞はどれも同じ遺伝子セットを持つが,異なる組み合わせの遺伝子がオンになることで,神経や筋肉など種別ごとに機能を果たしている。この遺伝子発現の制御に関し,米国のチームが注目すべき発見をした。ゲノムのDNAが細胞内で … 続きを読む

カテゴリ 2020年2月号, 記事

視力抜群の子グモ〜日経サイエンス2020年1月号より

ハエトリグモの子は米粒大だが驚くほど視力に優れている   ハエトリグモの成虫は指の爪よりも小さいが,小型犬並みの視力がある。さらにハエトリグモの子供も,頭の大きさは親の1/100ほどしかないのに,親グモと同じく … 続きを読む

カテゴリ 2020年1月号, News Scan

光るサメの謎

「深海」と聞いて思い浮かぶのは,どこまでも真っ暗闇の冷たい世界だ。しかし実際は,そこは夜空のように生物たちの光が点在する賑やかな場所かもしれない。青白く光るサメに,チカチカ輝くヒカリキンメダイ。生物の発光現象は時代を超え … 続きを読む

カテゴリ 2020年1月号, 記事

認識能力の起源を探る

私たちには生まれた時から,誰に教わらなくてもできることがたくさんある。顔の認識はその1つだ。赤ちゃんがまわりの大人の顔をじっと見つめるのは,目に映る景色の中から顔を検出できている証拠だ。顔認識のプログラムを内蔵したスマー … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 記事

ヒヒの群れに探る社会的きずなの健康学

「アンボセリ・ヒヒ研究プロジェクト」は精密な観察手法を使って野生のヒヒの行動を50年近く記録してきた。そのデータから,幼少期の逆境体験があるヒヒは早死にする傾向があることがわかった。一方,群れのなかで他の個体と強いつなが … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 記事