タグ : 生物学

オキアミが見る極夜の光〜日経サイエンス2022年5月号より

太陽がずっと沈んだままでも1日の昼夜のリズムを感知している   北極は冬の間,太陽が地平線の下に隠れたままの日が何週間も続く「極夜」となる。だが最近のある研究は,北極海にすむ小さな甲殻類が,この長く続く暗闇のな … 続きを読む

カテゴリ 2022年5月号, SCOPE & ADVANCE

特集:辛い!の科学

カレー,麻婆豆腐,タコス,ペペロンチーノ──世界の食文化は,辛みと切っても切れない関係にある。好きこのんで辛いものを食べる動物はヒトだけだ。私たちはなぜ,この危険な味に魅了されるのか。2021年のノーベル生理学・医学賞は … 続きを読む

カテゴリ 2022年5月号, 記事

人工胚をつくる最後の部品完成〜日経サイエンス2022年4月号より

生命の萌芽を作るのに不可欠な新たな幹細胞を作成 数種類の細胞を混ぜ合わせ,生命の萌芽である胚を形づくる──そんなSF的な未来図の実現に不可欠な細胞の最後の1つが完成した。マウスの受精卵が分裂してできた胚盤胞からつくった新 … 続きを読む

カテゴリ 2022年4月号, SCOPE & ADVANCE

根食い虫を根本的に研究〜日経サイエンス2021年11月号より

根を感知する仕組みを遺伝子レベルで追究   ウエスタンコーンルートワームの成虫は米粒ほどの大きさしかない黄褐色の甲虫だが,米国のトウモロコシに毎年10億ドル近い損害を与えている。幼虫は特に厄介で,土のなかを密か … 続きを読む

カテゴリ 2021年11月号, SCOPE & ADVANCE

Brood X Rising / 米国で大発生 17年ゼミの生存戦略

At this very instant, in backyards and forests across the eastern U.S., one of nature’s greatest spectacles is underway. Although it may lack the epic majesty of the wildebeest migration in the Sere … 続きを読む

カテゴリ 2021年8月号, 英語で読む日経サイエンス

米国で大発生 17年ゼミの生存戦略

17年または13年ごとに大量出現する周期ゼミは米国に特有の存在で,17年ゼミ最大の集団「ブルードⅩ」がいままさに米国東部に出現中だ。素数年周期で出現するユニークな生活史がどのように進化したのか,活発な研究が進んでいる。長 … 続きを読む

カテゴリ 2021年8月号, 記事

捨て身で防ぐチョウの攻撃〜日経サイエンス2021年6月号より

一部の植物は葉の組織を犠牲にして チョウに産みつけられた卵を振り落とす   Hans M. Smid キャベツなどアブラナ科の植物の一部は,腹ぺこのイモムシを防ぐために捨て身の戦術を取る。チョウに卵を産みつけら … 続きを読む

カテゴリ 2021年6月号, SCOPE & ADVANCE

女王バチの生殖不全を診断〜日経サイエンス2021年3月号より

精子保存器官の体液を分析してストレス要因を特定できる   ミツバチの女王は一生のうち,ある短い一時期に交尾するだけで,その精子を体内の受精嚢に保存しておいて後で使う。だが,女王がその精子を健全な状態に保つのに失 … 続きを読む

カテゴリ 2021年3月号, SCOPE & ADVANCE

海藻が謎解きのカギに〜日経サイエンス2020年12月号より

イワシの歴史的増減は湧昇流に関係していた   1930年代と1940年代初頭,カリフォルニア沖ではイワシが豊漁だった。モントレー湾を中心に漁獲高が急増し,州の経済繁栄を支えた。だが,1946年に潮目が変わり始め … 続きを読む

カテゴリ 2020年12月号, SCOPE & ADVANCE

ヒッチハイクする卵〜日経サイエンス2020年11月号より

マガモが食べた魚卵は排出されてちゃんと孵化する   孤立した湖や池に魚の卵がたどり着くのは,水鳥の羽や足にくっついて運ばれるからだろう――科学者たちは何百年も前からそう考えてきた。だが7月の米国科学アカデミー紀 … 続きを読む

カテゴリ 2020年11月号, SCOPE & ADVANCE

Extreme Survivor / 南極の氷河期を生き延びたトビムシの謎

Ian Hogg and Byron Adams peered out the windows of their helicopter as it glided over the rocky slopes of the Transantarctic Mountains, dry peaks that rise above vast ice sheets just 600 kilometers fr … 続きを読む

カテゴリ 2020年9月号, 英語で読む日経サイエンス

南極の氷河期を生き延びたトビムシの謎

 南極大陸の内陸部にある山の斜面の岩の下に,ホソシロトビムシという6本脚の小動物が生息している。近年の調査と遺伝子解析から,ホソシロトビムシが命を脅かす氷床や有毒な塩(えん)をなんとか回避しながら,30回を超える氷河期を … 続きを読む

カテゴリ 2020年9月号, 記事

アリの攻撃性〜日経サイエンス2020年7月号より

敵の匂いを識別できない場合には攻撃しない   仲間と敵を正確に識別することは,アリにとって生死を分ける問題だ。侵略者を巣の仲間と間違えると(あるいはその逆も),致命的な大混乱につながりかねない。   … 続きを読む

カテゴリ 2020年7月号, SCOPE & ADVANCE

The Invulnerable Cell / ウイルスをシャットアウトするゲノム改造細菌

The virus touches down on the cell like a spider landing on a balloon 1,000 times its size. It has six thin legs splayed underneath a body that resembles a syringe with a bulbous head. This is a preda … 続きを読む

カテゴリ 2020年3月号, 英語で読む日経サイエンス

ウイルスをシャットアウトするゲノム改造細菌

米ハーバード大学の研究チームが,地球上のどんなウイルスにも攻略されない生物を作りつつある。細菌のDNAを再コードし,ウイルスによる乗っ取りを可能にしている遺伝経路をすべて取り除く試みだ。再コードされた細胞は以前と変わらず … 続きを読む

カテゴリ 2020年3月号, 記事