タグ : 生物多様性

京の都のオオサンショウウオ  交雑問題の現在

「オオサンショウウオの赤ちゃんがおるで!」 京都水族館(京都市)の館内に子どもたちの声がこだました。入館ゲートを抜けるとすぐに現れるのはオオサンショウウオのコーナー。今年9月にリニューアルしたばかりで,展示内容が大幅に拡 … 続きを読む

カテゴリ 2022年12月号, 記事

The Big Day / ザ・ビッグデー 探鳥バトル同行記

On a warm day in late April, Frank Gallo is getting his steps in at one of his regular haunts: the sewage plant. He strolls along the paved trail outside the facility in Norwalk, Conn., scanning the p … 続きを読む

カテゴリ 2022年11月号, 英語で読む日経サイエンス

ザ・ビッグデー 探鳥バトル同行記

1日24時間にできるだけ多くの種類の鳥を観察・記録してその種数を競い合う探鳥競技「ビッグデー」が米国各地で開かれている。米国北東部コネティカット州のチャンピオンチームは2018年に同州での最高記録を更新し193種を達成し … 続きを読む

カテゴリ 2022年11月号, 記事

生物から新薬候補続々 コロナ,がん,マラリア

スペインのイビサ島の南西沖にある岩だらけの無人島,エス・ベドラ島。ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』に登場する,船乗りを死に誘う海の妖精セイレーンにちなんだこの切り立った島の沖合から生まれたのは,人びとを病から救う薬だっ … 続きを読む

カテゴリ 2022年10月号, 記事

南米コロンビアの生物多様性 内戦終結で新たな課題

コロンビア北東部のはずれ,クバラの空には朝からずっと紫色の厚い雲が垂れ込め,埃っぽい風が吹き,陰と霧が山肌の木々を覆っていた。ついに雨が降り始めるといきなり土砂降りとなり,トタン屋根を激しく打ち,排水溝からあふれた水は道 … 続きを読む

カテゴリ 2020年5月号, 記事

聖なる森と生きる インドのエコシステムピープル

インドでは古代から原始林の一部を地元民が神々の住みかとして保護してきた。そうした「聖なる森」は植民地時代の資源採取によって荒廃したが,まだ多数が残っており,新設される例もある。地域社会に生態学的利益をもたらすことが再評価 … 続きを読む

カテゴリ 2019年3月号, 記事

ゲノム編集はガラパゴスを救うか

ガラパゴス諸島はゾウガメなど独自の動物で有名だが,実はネズミをはじめ何百種もの外来種が侵入している。外来種の駆除は残酷な作業になる場合が多く,殺鼠剤の散布では家畜や子供を島外に移すなど住民の負担も大きい。より安全な方法と … 続きを読む

カテゴリ 2018年6月号, 記事

これでいいのか海洋保護区

生物多様性条約を批准ずみの各国は2020年までに自国の領海の10%を海洋保護区とすることで合意している。各国は指定を急いでいるが,その多くは漁業など海洋生物を害する活動がほとんど行われていない海域を指定しており,これでは … 続きを読む

カテゴリ 2018年6月号, 記事

50,100,150年後の世界

 今から50年,100年,150年後の科学技術はどうなっているだろうか?SCIENTIFIC AMERICANには50年,100年,150年前の本誌に何が書かれていたかを紹介する「サイエンス考古学」が毎号載っている。これ … 続きを読む

カテゴリ 2013年9月号, 記事

どの生物を守るべきか

 各地で急速に自然破壊が進み,地球史上かつてないペースで多くの生物種が絶滅したり,絶滅の危機に瀕している。自然保護活動も世界的に展開されているが,絶滅の瀬戸際にある生物をすべて救うことはできない。どの生物種を救いどれを諦 … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, 記事

「始まり」を探る

 宇宙は,そして生命はいつどのように始まったのだろう?創世記の物語は古来,人々の関心を集めてきたが,あまりに身近すぎて存在すら意識していないものの「始まり」にも興味深い物語が秘められている。取りあげる誕生譚のテーマは例え … 続きを読む

カテゴリ 2011年8月号, 記事

資源はいつまでもつのか

 20世紀がジェット機や宇宙旅行,インターネットなどに象徴される限りない拡大の時代だったとすれば,21世紀このかたは,私たちが住む小さな地球の限界を見せてくれた。大規模な地域停電は,私たちが当然のように思ってきたエネルギ … 続きを読む

カテゴリ 2010年12月号, 記事

森で実験 気候変動の影響

 今日,科学者は森林破壊や土地利用,化石燃料の燃焼によって地球が温暖化していることを認識している。しかし,気候変化が森林や草原の生態系をどのように変え,それに伴って生態系が人間社会にもたらす恩恵にどのような影響が及ぶかに … 続きを読む

カテゴリ 2010年6月号, 記事

ニッポンバラタナゴを里山に戻す〜日経サイエンス2010年5月号

かつては西日本のかなりの地域で見られたニッポンバラタナゴ今や絶滅危惧種となったこの魚を里山に復活させる試みが始まった    近畿大学農学部の北川忠生講師を中心とする研究グループは絶滅危惧種のニッポンバラタナゴ( … 続きを読む

カテゴリ 2010年5月号, SCOPE & ADVANCE

多様性の源 複雑な生物を生む力

 1859年,ダーウィンは『種の起源』を発表し,地球上のすべての生きものは1種あるいは数種の生命体の子孫であると提唱した。最初の生命がどのようにして現れたのかについては言及していない。ただ,生命の系譜がひとたび始まれば, … 続きを読む

カテゴリ 2009年4月号, 記事