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なぜ海は消えたのか 金星が歩んだ激動の歴史を探る
太陽に2番目に近く,サイズと成分の面では地球の双子ともいえる金星に,いったい何が起こって,地球とはかけ離れた,この世の終わりのような状況になったのだろう? この隣り合うよく似た両惑星が,驚くほど異なる道をたどってきたのは … 続きを読む
はやぶさ2計画 リュウグウのサンプルから原始太陽系に迫る
探査機「はやぶさ2」計画の最終段階となる小惑星「リュウグウ」のサンプルの初期分析が2021年6月から本格的に始まる。サンプル総量は5.4gで,これは最低必要量の50倍超になる。分析には14カ国109大学・研究機関の269 … 続きを読む
小惑星リュウグウの素顔
はやぶさ2による小惑星リュウグウの探査で,地球に有機物や水をもたらしたと考えられる天体群が原始太陽系でどのように誕生したのかを解明する手掛かりが得られた。 地球に接近する小惑星が,多数の小惑星が集まる「小惑星帯」の中でい … 続きを読む
6年間50億キロの旅
探査機「はやぶさ2」は小惑星「リュウグウ」を詳細に探査し,そのサンプルを収めたカプセルを携えて無事,地球に帰還した。探査成功の背景には,様々なトラブルを乗り越えて地球に帰還した,はやぶさ初号機の経験がある。カプセルを降ろ … 続きを読む
インフレーション理論から探る地球外生命の存在確率
偶然の化学反応によって生命が誕生する確率を推定したところ,観測可能な宇宙の中には地球にしか生命が存在しない可能性が高いことがわかった。一方,誕生直後に宇宙が急膨張(インフレーション)したと考える現代宇宙論によれば,宇宙は … 続きを読む
特集:地球人の孤独 フェルミのパラドックス
「みんなどこにいるんだろう?」 ノーベル物理学賞を受賞し,理論と実験の両方で並外れた業績を残したフェルミ(Enrico Fermi)は空飛ぶ円盤騒ぎに端を発したランチタイムの雑談でこんな問いを発した。「みんな」とは宇宙 … 続きを読む
地下にいた始原生命体
これまで知られている微生物より微小で,ゲノムサイズもかなり小さく,生物にとって必須とされる遺伝子の多くが欠落している奇妙な微生物群の存在が明らかになった。CPRと略称されるこの微生物群は,土壌などの一般的な環境では少数派 … 続きを読む
有力候補を探せ 系外惑星の空を観る
ケプラー宇宙望遠鏡などの観測により,太陽系以外の恒星にも惑星が普遍的に存在することがわかった。天の川銀河には生命を宿し得る「ハビタブル惑星」が数十億個は存在すると推定されている。 ケプラー後継の宇宙望遠鏡TESSは2 … 続きを読む
生命の理想郷 スーパーアース
天文学者は太陽に似た恒星の周りを回る地球そっくりの惑星を探している。しかしそうした第2の太陽系の探索は現代の観測技術の限界に近い。一方,太陽より暗い小型恒星を周回する地球より大きな「スーパーアース」はもう少し探しやすい … 続きを読む
特集 太陽系の起源に迫る
太陽は誕生時,周囲にガスや塵からなる円盤が存在し,その中で塵が凝集して小石に,小石が岩に,そして岩が集まって微惑星が生まれ,最終的には大型の微惑星どうしが合体して惑星ができたとされる。惑星は微惑星が衝突・合体する過程で … 続きを読む
カイパーベルトから来た彗星 探査機が到達
カイパーベルトは海王星軌道の外側に広がる,数十億個の氷の小惑星が群れ集まる領域で,原始太陽系の構成物質がほとんどそのまま残っているとみられている。今,2つの探査機がカイパーベルトの謎に挑もうとしている。欧州の探査機ロゼッ … 続きを読む
「はやぶさ2」小惑星へ
小惑星探査機「はやぶさ」の後継となる「はやぶさ2」が打ち上げられる。小惑星1999 JU3を探査し,その塵を地球に持ち帰る。はやぶさが訪ねたイトカワとはタイプが異なり,生命との関わりが考えられる含水鉱物や有機物などイトカ … 続きを読む