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深海探査で変わる生命観

深海探査は過去50年以上にわたって新発見の源泉であり続け,海と陸,さらには地球外の生命に関する私たちの考え方を変えてきた。次の3つの事例を考えてみよう。 1968年10月16日,米マサチューセッツ州ナンタケット島の沖10 … 続きを読む

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地球の気候を左右する微小動物 夜ごとの大移動

世界中の海で毎晩,米粒よりも小さい何兆もの動物プランクトンが水深数十mから数百mのところに集まって合図を待つ。科学者は長い間,これらの小さな生物は潮に流されているだけの受動的な漂流者だと考えていた。だが日没直前,この微生 … 続きを読む

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世界の海の解剖図

「海 深さ区分」などをキーワードにウェブ検索すると,海の垂直断面図がたくさん見つかるだろう。いちばん上の薄い層は「有光層」あるいは「海面表層」と呼ばれ,植物プランクトンや藻類,一部の細菌が光合成を行うのに十分な光を受けて … 続きを読む

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宇宙から見えた 発光する海

1864年1月30日,軍艦アラバマ号は後に同船の船長が「海の驚くべき一画」と表現した海域に入った。アフリカの角(アフリカ大陸東端)に沿って南西に進んでいたアラバマ号は,アメリカ南北戦争中に世界の海を航行していた南軍の船の … 続きを読む

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発見! 海底の巨大オブジェ

海洋学者はよく,「地球の海底よりも月の表面のほうがずっとよくわかっている」という。その通りだ。2017年時点で,世界の海底のうち地図化されていたのはたったの6%だった。海底の地図を作るには通常,ソナー機器を積んだ船で水深 … 続きを読む

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特集:深海 新発見

「人間を海のなかに入れたら,ほとんど無力だ」とモントレー湾水族館研究所の海洋生態学者ベノワ=バード(Kelly Benoit-Bird)はいう。「息ができない。伸ばした腕の先端あたりまでしか見えない。聞こえてくる音が何な … 続きを読む

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