タグ : 海洋学

海底顕微鏡が明かす世界

海底は顕微鏡とは相性最悪の場所だ。真っ暗な水中で常に流れが変化し,通常のレンズでは小さな物体をとらえてもぼんやりしたシミの動きにしか見えない。だが,新装置が登場した。高輝度LEDを照明に使い,フレキシブルポリマー製のレン … 続きを読む

カテゴリ 2017年3月号, 記事

最大級の研究船「かいめい」稼働〜日経サイエンス2016年9月号より

世界最深1万mの深海底まで調査可能   海洋研究の第一線で長年活躍してきた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の2隻の調査船「かいよう」「なつしま」が退役し,新鋭の海底広域研究船「かいめい」が稼働する。 &nbs … 続きを読む

カテゴリ 2016年9月号, SCOPE & ADVANCE

氷を壊し気候を揺さぶる北極海の大波

北極の氷が地球温暖化モデルの予測よりも速いペースで融解している。モデルが考慮に入れていない何かが起きているようで,以前には見られなかった巨大な波がその原因らしい。海氷が解けると,水面が開けて波が成長する余地が生まれる。そ … 続きを読む

カテゴリ 2015年8月号, 記事

グレート・バリア・リーフの嘆き

 オーストラリアの海洋学者J.E.N. ヴェロンはサンゴ研究の第一人者で,既知の種の20%以上は彼が発見して報告したものだ。彼の発見はまた,気候変動によって生じた海洋の温度上昇と酸性化がサンゴの白化と死滅にどうつながって … 続きを読む

カテゴリ 2014年10月号, 記事

超深海探査へゴー!

 深海探査は日本が世界をリードしてきた分野だが,近年は米国なども意欲的だ。近く米国の無人潜水艇「ネーレウス」がニュージーランド沖のケルマデック海溝(深さ1万m)を探査する。ビデオ撮影からサンプル採取まで,現在のところ最も … 続きを読む

カテゴリ 2014年5月号, 記事