タグ : 気候変動

カリフォルニアの大干ばつ

カリフォルニアが前例のない干ばつに見舞われている。過去にも少雨が数十年にわたって続いた例が樹木の年輪に記録されてはいるが,現在のように多くの人口が土地利用している状況での深刻な干ばつは例がない。ダム湖が干上がる一方,地下 … 続きを読む

カテゴリ 2015年10月号, 記事

氷を壊し気候を揺さぶる北極海の大波

北極の氷が地球温暖化モデルの予測よりも速いペースで融解している。モデルが考慮に入れていない何かが起きているようで,以前には見られなかった巨大な波がその原因らしい。海氷が解けると,水面が開けて波が成長する余地が生まれる。そ … 続きを読む

カテゴリ 2015年8月号, 記事

キリバス 海面上昇危機の実像

太平洋に浮かぶ島国のキリバス。気候変動による海面上昇の被害を受ける象徴的な存在だが,実態は複雑だ。サンゴ環礁は生きており,一部の島では土地が広がっている可能性もある。開発工事によっては自然のバランスを崩し,島を想定外の形 … 続きを読む

カテゴリ 2015年6月号, 記事

温暖化が脅かすワインの味

 気候変動で多くのワイン産地の気温が上がっている。気温はブドウの実の糖分や酸,香りを生み出す微量成分を左右するので,産地特有のワインの風味を保てなくなる恐れがある。ブドウ農家はブドウの木の列の向きや葉の配置を変えて日陰を … 続きを読む

カテゴリ 2015年5月号, 記事

特集:破局噴火

 東日本大震災と福島第1原子力発電所事故から4年。原発の再稼働に絡んで超巨大な火山噴火のリスクが関心を集めている。莫大なマグマが一気に噴出,火砕流が広大な山野を呑み込み,日本列島の大半が火山灰で埋まってしまうほどの規模で … 続きを読む

カテゴリ 2015年4月号, 記事

その時,何が起きるか

 原子力発電所の再稼働をめぐって,巨大噴火のリスクをどう評価するかが議論になっている。日本では1万年に1回の頻度で,国土のかなりの部分を火山灰で覆うほどの巨大噴火が起きている。こうした噴火が起きると,日本は滅亡の危機に瀕 … 続きを読む

カテゴリ 2015年4月号, 記事

コーヒーを救え

 いま世界で栽培されているコーヒーノキは温暖化に伴って広がる「コーヒーさび病」などの病虫害によって深刻な危機にさらされている。栽培種はほぼすべてがエチオピアに生えていたほんの少数の株に由来しており,遺伝的に均質すぎて多様 … 続きを読む

カテゴリ 2015年4月号, 記事

異常気象を招く 暴れるジェット気流

ここ数年来,大気上層を東向きに吹くジェット気流が通常のコースを外れて大きく蛇行する頻度が高くなっている。これに伴って北半球では地域によって北極からの寒気や南からの暖かい空気が流れ込みやすくなり,寒波や干ばつといった異常気 … 続きを読む

カテゴリ 2015年3月号, 記事

温暖化で北極に広がる病気

 地球温暖化によって北極の気温が上がり,以前にはいなかった病原体が繁殖して広がるようになった。寄生性の線虫がジャコウウシを冒し,マダニが北極圏の人々にウイルスをうつし,蚊が媒介する野兎病菌がスウェーデンなどで広がっている … 続きを読む

カテゴリ 2015年2月号, 記事

進化を加速したハンマー

 人類700万年の歴史は長いように見えるが,サルに似た最初のヒト族が高度な文明を持つ現代人に変貌する時間としては短い。人類の進化は異例の高速だったのだ。なぜか? ある説は文化的発展と気候変動を重視する。気候変動によってヒ … 続きを読む

カテゴリ 2014年12月号, 記事

気候変動のインパクト

 初期人類の祖先は二足歩行や大きな脳,巧みな道具作りを通じて,当時拡大中の草原にうまく適応して繁栄し,一方で類人猿的な祖先は森林に置き去りにされた――。サバンナ仮説といわれるこうした見方は今大きく見直されている。生息場所 … 続きを読む

カテゴリ 2014年12月号, 記事

ゲノムから迫るサンゴ礁保全

 サンゴ礁は熱帯雨林と並ぶ生物多様性のホットスポットで,サンゴと褐虫藻という単細胞藻類の共生関係がサンゴ礁の生態系の基盤となっている。サンゴと褐虫藻,両方のゲノムがいずれも世界で初めて沖縄科学技術大学院大学(OIST)で … 続きを読む

カテゴリ 2014年10月号, 記事

特集 サンゴ礁の危機

 生物多様性のホットスポット,サンゴ礁が危機に瀕している。世界最大級のサンゴ礁,グレート・バリア・リーフはもちろん沖縄のサンゴ礁も例外ではない。大気中の二酸化炭素濃度上昇による温暖化は海洋の温度上昇をもたらし,海の酸性化 … 続きを読む

カテゴリ 2014年10月号, 記事

「温暖化が一服」は誤り

 地球温暖化による環境危機が喧伝されている一方で,地球の平均気温の上昇はここ10年ほど鈍化している。気の早いメディアや人為的温暖化を疑う人々の中には「地球温暖化は一時停止した」と語る向きもある。国連の気候変動に関する政府 … 続きを読む

カテゴリ 2014年7月号, 記事

新興真菌症の恐怖

 最初はイヌやネコの呼吸異常だった。やがて肺が真菌で一杯になったネズミイルカが海岸に打ち上げられ,謎の呼吸器疾患を発症する人が増え始めた──2001年,カナダのバンクーバー島を襲った未知の病気は,深刻な懸念を引き起こした … 続きを読む

カテゴリ 2014年5月号, 記事