タグ : 気候変動

気候変動の「複雑な正体」に挑む

 米プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎らのノーベル物理学賞決定をめぐり,久しく物理学賞の対象でなかった地球科学分野から選ばれたこと,とりわけ地球温暖化研究が授賞の対象になったことがクローズアップされている。あるいは,真 … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 最新号の紹介, 記事

熱くなる極北のるつぼ スヴァールバル諸島からの報告

 温暖化が地球で最も急速に進む北極圏で,人々の暮らしが実際に大きく変わろうとしている。北極圏にあるスヴァールバル諸島はノルウェー領ではあるが条約によって関係国に開かれており,最大の町ロングイェールビーンには各国から多くの … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

賢い農法で地球を救う

 1930年代に米国中西部を襲った砂嵐「ダストボウル」は土壌劣化が招く破滅的な結果を世に示した。それまでの数十年に及ぶ農耕によってグレートプレーンズ(中西部の大平原)の肥沃な土が剥ぎ取られ,干ばつの影響を受けやすくなって … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 最新号の紹介, 記事

知られざる水源 山岳氷河の危機

 ヒマラヤなどの高峰は,冬に降った雪を氷河や雪塊として蓄える。それらが春から徐々に融け出して川に流れ込み,下流にすむ人々の生活や産業を支えている。しかし山岳地帯では地球温暖化の影響が平野部より強く,氷河は後退している。短 … 続きを読む

カテゴリ 2021年6月号, 記事

科学不在からの脱却 バイデンに課された4つの難題

米国の新政権は前任者が残した大きな傷を修復せねばならない。トランプ前大統領は科学と敵対し,エビデンスを無視し,陰謀論を広め,現実そのものを拒絶した。米国社会はなおも分断している。バイデン新政権が取り組むべき最初のステップ … 続きを読む

カテゴリ 2021年3月号, 記事

炭素税の正しい決め方

二酸化炭素(CO2)排出量の削減には炭素税が最も効果的とされるが,課税額は排出1トンあたり1ドル未満から121ドルまで国によって大きく異なる。適切な税率をどう決めればよいのか? CO2排出が気候災害などを通じてどれだけの … 続きを読む

カテゴリ 2020年10月号, 記事

山火事の見えない脅威 機上観測があぶり出す健康被害

地球全体で見ると陸域の約4%が毎年,山火事に見舞われている。規模が大きいとその煙は衛星画像でもはっきりわかるほどだ。多くの人が煙を吸い込み広域で健康被害が発生する恐れがある。煙の中にどんな有害物質がどれほど含まれ,どんな … 続きを読む

カテゴリ 2020年8月号, 記事

77万年前の地球を探る

「地球史にチバニアン」。――2020年1月17日,国際地質科学連合は77万4000年前~12万9000年前の地質時代名を日本の千葉にちなんだ「チバニアン」にすることを最終決定。日本の地質学が改めて世界に認められた喜ばしい … 続きを読む

カテゴリ 2020年4月号, 記事

現実になった懸念 温暖化による異常気象

猛暑の後は大型の台風が続いて甚大な被害が出るなど,最近の天気は散々だ。こうした極端気象の増加は世界的な傾向で,背後には地球温暖化がある。もはや自然に生じる変動だけでは説明できない。海水温上昇や大気中の熱と水蒸気の増加とい … 続きを読む

カテゴリ 2020年1月号, 記事

氷が消える海

北極海では気温が上がると海氷が減り,海氷が減るとさらに気温が上がるフィードバック機構により,海氷減少と気温の急上昇が続いている。今後,地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を一切やめたとしても,海氷減少は止まらず,今世紀 … 続きを読む

カテゴリ 2019年11月号, 記事

北極海争奪戦

北極海の海底について沿岸各国が権利を主張している。先行したのはノルウェーで,北極海海底の3区画に関するデータを2006年に大陸棚限界委員会(CLCS)に提出した。同委員会はこうした権利請求が科学的に適切かどうかを審査する … 続きを読む

カテゴリ 2019年11月号, 記事

にらみ合いの行方

今年3月,米国のB-52戦略爆撃機などが加わるNATO(北大西洋条約機構)合同軍事演習が行われていたノルウェー海上空の同じ空域に,ロシアの戦略爆撃機2機が侵入した。驚いたノルウェー軍は急遽,F-16でこれを追跡した。2機 … 続きを読む

カテゴリ 2019年11月号, 記事

特集:北極融解

北極圏は劇的に変化しつつある。北極海では海氷減少と気温,海水温の急上昇が続いている。今後も海氷減少は止まらず,早ければ2030年代後半には夏場の北極海から海氷がほとんどなくなる可能性がある。陸域では永久凍土の融解が進んで … 続きを読む

カテゴリ 2019年11月号, 記事

雲研究者に聞く 映画に描かれた東京の異常気象

アニメーション監督,新海誠の新作『天気の子』で描かれるのは,未曾有の長雨という異常気象に見舞われた東京。新海監督は雲や雨,空の繊細な描写で定評があるが,今作では,雲研究者として知られる気象庁気象研究所の荒木健太郎博士が協 … 続きを読む

カテゴリ 2019年10月号, 記事

特集 『天気の子』の空

新海誠監督の映画『天気の子』では未曾有の長雨に見舞われた東京が描かれている。映画はフィクションだが,現実世界において長雨や熱波など異常気象の増加と激化は,人類がもたらした地球温暖化が大きな要因であることがほぼ確実視されて … 続きを読む

カテゴリ 2019年10月号, 記事