タグ : 気候

温暖化でアホウドリが離婚〜日経サイエンス2022年6月号より

海水温上昇がアホウドリの“結婚”に冷や水を浴びせている   マユグロアホウドリよりも情愛の深い動物はそういない。マスカラのような黒い眉がついたこの大型の海鳥は一雌一雄制で,つがいは一生連れ添うことが多い。このロ … 続きを読む

カテゴリ 2022年6月号, SCOPE & ADVANCE

Vapor Storms / 頻発する豪雨・豪雪 温暖化で水蒸気が大暴れ

The summer of 2021 was a glaring example of what disruptive weather will look like in a warming world. In mid-July, storms in western Germany and Belgium dropped up to eight inches of rain in two days … 続きを読む

カテゴリ 2022年3月号, 英語で読む日経サイエンス

火山の後押し〜日経サイエンス2022年3月号より

5000万年以上前の火山噴火が地球温暖化を加速した証拠   近代の地球温暖化が加速的で後戻りの利かない影響の連鎖を引き起こすようになるティッピング・ポイント(臨界点)が,気候科学の専門家によってかねて警告されて … 続きを読む

カテゴリ 2022年3月号, SCOPE & ADVANCE

特集:激化する気象災害

 地球温暖化に伴う豪雨などの極端気象がますます深刻化している。気温と海水温が上がって大気に多量の水蒸気が含まれるようなったためだ。水蒸気の熱エネルギーが台風など大型の低気圧を急速に発達させる原因になっている。水蒸気はそれ … 続きを読む

カテゴリ 2022年3月号, 記事

頻発する豪雨・豪雪 温暖化で水蒸気が大暴れ

2021年の夏は,地球温暖化に伴って豪雨がいかにひどいものになるかをまざまざと見せつけた。 7月中旬,ドイツ西部とベルギーを襲った嵐は2日間に約200mmの雨を降らせ,洪水でバラバラに壊れた建物が川と化した村の通りを流れ … 続きを読む

カテゴリ 2022年3月号, 記事

現実になった懸念 温暖化による異常気象

猛暑の後は大型の台風が続いて甚大な被害が出るなど,最近の天気は散々だ。こうした極端気象の増加は世界的な傾向で,背後には地球温暖化がある。もはや自然に生じる変動だけでは説明できない。海水温上昇や大気中の熱と水蒸気の増加とい … 続きを読む

カテゴリ 2020年1月号, 記事

The Weather Amplifier / 異常気象の多発を読み解く

Consider the following summer extremes: In 2003 Europe’s worst heat wave in history killed more than 30,000 citizens. In 2010 wildfires in Russia and floods in Pakistan caused unprecedented damage a … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 英語で読む日経サイエンス

異常気象の多発を読み解く

ジェット気流が大きく蛇行すると,夏場の豪雨や熱波につながる。この蛇行パターンが停滞すると,そうした悪天候が何日も続く。ジェット気流の蛇行が大気の共振によってどのように増幅されて異常気象がさらに悪化するのか,量子力学で用い … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 記事

The Cloud Conundrum / 温暖化を加速? 見えてきた雲の役割

I hate clouds. Not because they sometimes bring rain but because they are hard. Clouds come in all shapes and sizes: wispy, high cirrus, puffy cumulus, the low, gray stratocumulus layers that blanket … 続きを読む

カテゴリ 2018年3月号, 英語で読む日経サイエンス

温暖化を加速? 見えてきた雲の役割

地球温暖化の程度を正確に予測するには雲の影響を見極める必要がある。変化に富む雲をコンピューターモデルで模擬するのは難しいが,質の高い衛星観測データのおかげで明確な手がかりが得られた。上層雲の高度がさらに高まりそうなこと, … 続きを読む

カテゴリ 2018年3月号, 記事

温暖化対策の要 インドへの処方箋

米トランプ政権がパリ協定からの離脱を発表し国際社会からひんしゅくを買っているが,地球温暖化抑止に関してはさらに大きな問題が別にある。人口と生活水準が急上昇しているインドだ。このままでは今世紀半ばまでに世界最大の二酸化炭素 … 続きを読む

カテゴリ 2017年10月号, 記事

カリフォルニアの大干ばつ

カリフォルニアが前例のない干ばつに見舞われている。過去にも少雨が数十年にわたって続いた例が樹木の年輪に記録されてはいるが,現在のように多くの人口が土地利用している状況での深刻な干ばつは例がない。ダム湖が干上がる一方,地下 … 続きを読む

カテゴリ 2015年10月号, 記事

現代の雨乞い 人工降雨

 雲にヨウ化銀をまいて人工雨を降らせる――この昔から知られる技術は本当に有効なのか? たとえ雨が降ったとしても,遅かれ早かれその雲から降る雨ではなかったのか? そんな科学的な疑問が完全には払しょくされないまま,この人工降 … 続きを読む

カテゴリ 2014年9月号, 記事

海流と気候 メキシコ湾流再考

 英国が北海道とほぼ同緯度にあるなど,ヨーロッパは高緯度に位置するが,その割には冬も比較的暖かい。これはヨーロッパの横を流れるメキシコ湾流が低緯度地方から熱を運んで来るためだと言われてきた。しかし,学校でも長年教えられて … 続きを読む

カテゴリ 2013年7月号, 記事

黄砂が運ぶ微生物

 黄砂は中国内陸の砂漠地帯から舞い上がり,西風に乗って日本にやって来る。この黄砂に微生物が付着して数千kmを旅していることが近年の研究でわかってきた。サハラ砂漠の砂塵にも同じように微生物が乗り,大西洋を横断している可能性 … 続きを読む

カテゴリ 2013年5月号, 記事