タグ : 東日本大震災

福島第1原発の炉心をみる

5年前,東北地方を襲った巨大地震による大津波で東京電力福島第1原子力発電所の6基の原子炉のうち1号機から3号機まで3つの炉でメルトダウン(炉心溶融)が起きたとみられている。廃炉を進める上で,溶け落ちた核燃料の取り出しが最 … 続きを読む

カテゴリ 2016年4月号, 記事

活動期はいつ始まるのか

 幕末の1855年(安政2年),江戸は大事件もなく秋が深まろうとしていた。その2年前,相模国(現在の神奈川県)小田原では地震で約1000軒が潰れ,1年前には東海から四国の沖合で大地震が立て続けに起き大津波でそれぞれ数千人 … 続きを読む

カテゴリ 2013年4月号, 記事

見えてきた地下構造

 2011年3月11日,東日本大震災をもたらした巨大地震「東北地方太平洋沖地震」で首都圏も激しく揺れた。広域停電が起き通信網が混乱,交通網が麻痺して約500万人に達する帰宅難民が発生した。その最中にあっても首都圏各地の小 … 続きを読む

カテゴリ 2013年4月号, 記事

特集:首都直下地震

 東日本大震災から2年。大津波に襲われた沿岸域や福島第1原子力発電所事故の被災地は復興に向けた長く厳しい道の途上にある。この大災害をもたらした巨大地震は平安時代に起きた貞観地震の再来とみられている。そして古文書によれば貞 … 続きを読む

カテゴリ 2013年4月号, 記事

自然史標本を救え 東北の博物館の戦い

 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手,宮城,福島県の博物館で,資料や自然標本を一時避難させたり,修復・保存したりする作業が進んでいる。関係者の自助努力に加え,救援の手をさしのべたのは,近県や全国の博物館・学芸員らのネッ … 続きを読む

カテゴリ 2012年9月号, 記事

NHK「あさイチ」 

  NHKの情報番組「あさイチ」で巨大津波を特集していました。 年末も, 「NHKスペシャル」「サイエンスZERO」「ETV特集」などで 巨大津波や巨大地震の特集が放送されました。   発売中の「日経 … 続きを読む

カテゴリ 03宣伝・販売スタッフ日記, Information, きょうの日経サイエンス

投稿日 2012年1月12日

最悪のシナリオ

 東日本大震災のとき,地震学の常識を覆す場所で断層が動き,津波が大きくなったことがわかった。震源域は海底下10kmより深い場所だと考えられていたが,海底直下まで震源域となっていた。東海地震と東南海地震,南海地震が連動する … 続きを読む

カテゴリ 2012年2月号, 記事

続く地下変動

 東日本大震災は約1000年前の平安時代の869年に起きた貞観地震の再来ともみられている。その貞観地震の後,東北地方は平安な時代になったのかというと,そうはならなかった。  まず2年後に東北地方の日本海側にある鳥海山が噴 … 続きを読む

カテゴリ 2012年2月号, 記事

浮かび上がるスーパーサイクル

東日本大震災によって日本の地震研究は大きな見直しを迫られている。キーワードは「スーパーサイクル」。それぞれの震源域では数十年から百年程度の間隔で大地震が起きているが,そうした大地震が何回か続いて起きると,近隣の複数の震源 … 続きを読む

カテゴリ 2012年2月号, 記事

大噴火近い? 白頭山

 静かに澄みわたったこの「天池(ティエンチ)」という湖は,東北アジア有数の観光スポットだ。その美しさは,これが同地域で最も危険な火山の噴火口であるという事実にそぐわない。中国名を長白(チャンパイ)山,朝鮮名で白頭(ペクト … 続きを読む

カテゴリ 2012年2月号, 記事

特集 迫る巨大地震

 東日本大震災から約10カ月。大津波で壊滅的打撃を受けた三陸沿岸や仙台平野沿岸の復興は緒に就いたばかり。福島第1原子力発電所事故は収束していない。心配なのは,そうした状況下で,次の巨大地震が迫っている可能性があることだ。 … 続きを読む

カテゴリ 2012年2月号, 記事

環境・エネルギー省をつくるべきだ

 国は温暖化防止の柱として原子力利用を積極的に推進してきたが,福島第1原子力発電所の事故で状況は一変した。事故の収束には,まだ長い時間がかかる。事故の推移にも注意を払いながら,日本のエネルギーの今後を考える国民的な議論を … 続きを読む

カテゴリ 2011年7月号, 記事

“想定外”に備える

 東日本大震災による福島第1原子力発電所の事故は世界に衝撃を与えた。実際に深刻な事態が生じた以上,「想定外だった」と簡単にすませるわけにはいかない。一方,二酸化炭素排出ゼロの電力源として原子力への期待は大きく,米国では2 … 続きを読む

カテゴリ 2011年7月号, 記事

レベル7からの出発

 東日本大震災で起きた東京電力福島第1原子力発電所の事故は,大量の放射性物質を環境中に放出し,深刻度の国際評価がチェルノブイリ原発事故と同じ最悪のレベル7となった。5月中旬現在,放射性物質の放出は事故発生当初より格段に減 … 続きを読む

カテゴリ 2011年7月号, 記事

復旧から新生目指す東北大学~日経サイエンス2011年7月号より

被災経験を災害研究に生かし,地域そして世界と共有する    東北大学青葉山キャンパスにあるマイクロ・ナノマシン研究教育センター3月11日,同センター長の桑野博喜教授は企業の訪問客を応対中に激しい揺れに襲われた。 … 続きを読む

カテゴリ 2011年7月号, SCOPE & ADVANCE