タグ : 材料

物理が生んだ究極の黒

 16.78カラットの天然の黄色ダイヤモンド。200万ドルのその輝く姿が,消えた。物体自体がなくなったわけではない。ただその表面を,光を全て吸収する特殊な材料で覆ってしまったため,いくら目を凝らしても存在がわからない。ま … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 最新号の紹介, 記事

常識を変える 先端技術

 火力発電所から出る二酸化炭素(CO2)を地下深くにある多孔質の堆積岩層に送り込んで貯留する計画があるが,やがて漏れ出してくる恐れもある。だが,玄武岩の層に注入すれば,金属鉱物とCO2が反応して炭酸塩となり,永久に固定で … 続きを読む

カテゴリ 2014年6月号, 記事

はずれのない材料設計

 現代社会は半導体シリコンや光ファイバーなど,人工の材料によって支えられているが,そうした新材料の開発はいわば勘を頼りにした非効率な試行錯誤に頼ってきた。物性を決める量子力学の方程式を解くのが事実上不可能だったのが一因だ … 続きを読む

カテゴリ 2014年5月号, 記事

壊れにくくするために,壊れやすく〜日経サイエンス2013年1月号より

人工軟骨などに道を開く新ハイドロゲルが登場    何かを壊れにくくする秘訣は,壊れやすくすること──少なくとも微視的なレベルでは壊れやすくすることだ。ガラスのように硬いが脆いものが砕けるとき,破損に関係する分子 … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, News Scan

ボートを浮かべろ〜日経サイエンス2009年7月号より

 水を通すどころか,はじいてしまう金網を想像してほしい。あまりに撥水性が高いので,その金網で作った救命胴衣なら馬をも浮かすことができる──そんな金網を中国のハルビン工業大学の研究チームが作り出した。太さ200μmの銅線と … 続きを読む

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うろこにヒント〜日経サイエンス2009年1月号より

 生きた化石が未来の軍用防護服を生むかもしれない。マサチューセッツ工科大学の技術者たちは米陸軍の資金を得て,ポリプテルス・セネガルス(Polypterus senegalus)という原始的な魚を調べた。この魚は“よろい” … 続きを読む

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プラスチック冷却器〜日経サイエンス2009年1月号より

電場によって大きな温度変化を起こす材料が見つかった    そこが台所であれパソコンのなかであれ,冷蔵庫などの冷却器は一般にかさばり,うるさく,電力を食う場合が多い。これに対しペンシルベニア州立大学のチームは最近 … 続きを読む

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鉄のように丈夫な紙〜日経サイエンス2008年10月号より

 何だかんだいっても,紙が時代遅れになることはなさそうだ。最近開発された新種の紙は鋳鉄よりも破れにくい。 セルロース繊維からできた材料には非常に強いものもあるが,一方ではもろく,引っ張ると簡単に破れてしまうものもある。ス … 続きを読む

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グラフェン 鉛筆から生まれたナノ材料

 鉛筆で線を引っぱるたびに,物理学やナノテクノロジー分野でいま最もホットな新素材「グラフェン」の小片が生み出される。このグラフェンは鉛筆の芯の材料であるグラファイト(黒鉛)から生まれる。グラファイトは炭素だけからなる物質 … 続きを読む

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虫に学んだ撥水コーティング〜日経サイエンス2007年2月号より

甲虫の一段上をいく機能性表面が登場    知る人ぞ知るアフリカのゴミムシダマシはその羽を使って,カラカラに乾いたナミブ砂漠の空気から水分子を集めて水滴にし,口に導く。最近,マサチューセッツ工科大学の教授2人が同 … 続きを読む

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タンパク新素材で驚異の弾力性〜日経サイエンス2006年4月号より

人工レシリンの登場で高まる実用化への期待    スーパーボールは硬いプラスチックの球体で,落下するとほぼ完璧に跳ね返り,いつまでも弾み続けそうなおもちゃだ。最近,天然のスーパーボールともいえるタンパク質が合成さ … 続きを読む

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