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試験管でDNA無限増殖 進化プロセスの再現目指す:末次正幸

大腸菌ゲノムサイズでもDNA丸ごと複製可能に 「裸の複製プロセス」再現し倍々ゲームで増殖 スタートアップをモデルナに売却し技術普及へ 「生命とは何か,進化とは何か,明らかにしたい」。立教大学理学部教授の末次正幸がそう考え … 続きを読む

カテゴリ 2024年1月号, 最新号の紹介, 記事

パーキンソン病征服を胸に研究とケアに全力投球:服部信孝

パーキンソン病の原因遺伝子を次々に発見 様々な神経変性疾患を少量の血液から判定 研究成果を集大成し新たな治療法探る 東京都文京区にある順天堂大学医学部附属順天堂医院の脳神経内科。外来には毎年約5000人のパーキンソン病患 … 続きを読む

カテゴリ 2023年12月号, 記事

卵子の成り立ちを探求 生命の出発点に迫る:林 克彦

雄マウスの細胞から卵子を分化させるのに成功 雄どうしから子マウスも誕生させ世界を驚かせる “卵子の老化”や遺伝子変異の仕組みも研究の視野に 2023年3月にロンドンで開催された第3回「ヒトへのゲノム編集に関する国際サミッ … 続きを読む

カテゴリ 2023年10月号, 記事

抗老化やがん化耐性の仕組みを探る:三浦恭子

老化のメカニズムに興味を抱き 長寿でがんにならない奇妙なネズミにたどり着く 遺伝子を手掛かりに「長寿動物学」を開拓 長寿でがんになりにくいモデル動物が研究者の注目を集めている。アフリカのケニアやエチオピア,ソマリアに生息 … 続きを読む

カテゴリ 2023年9月号, 最新号の紹介, 記事

月着陸 成功まであと一歩 チャレンジは続く:氏家亮

民間企業では初の月面着陸に挑んだ 地球と月結ぶ経済圏を構想 失敗経験を糧に捲土重来期す 民間企業初の月着陸に挑戦して注目を集めた日本発のスタートアップispace(アイスペース)。着陸には失敗したが着陸態勢をとるまでは順 … 続きを読む

カテゴリ 2023年7月号, 記事

冷却原子で2量子ビットの高速演算操作を実現:大森賢治

レーザーを使って原子を静止させ そのエネルギー状態を操って演算する 新たな方式で量子コンピューターのブレイクスルーを狙う 2023年3月27日に初の国産量子コンピューターが理化学研究所で稼働するなど,量子コンピューターを … 続きを読む

カテゴリ 2023年6月号, 編集部のピックアップ, 記事

光合成の機能解明 夢の技術で世界トップ:沈建仁

巨大タンパク複合体の触媒構造を解明 X線で「歪んだ椅子」の水分解を明らかに 人工光合成実現の礎に 「地球上のほとんどすべての生物は生存に必要なエネルギーと酸素を植物の光合成に依存している。人間が利用する石油や石炭も大昔の … 続きを読む

カテゴリ 2023年5月号, 記事

mRNA技術で難病克服 不条理な病気を打ち壊す:鈴木蘭美

孤独な子ども時代から一念発起で英留学 ビジネスからサイエンスまで経験生かす 日本での信頼獲得が使命 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で最も名を上げた企業といえば,メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを … 続きを読む

カテゴリ 2023年4月号, 記事

量子センサーで日本をけん引 世界で活躍する人材育成を夢に:波多野睦子

ダイヤモンドを計測に,日立・デンソーと連携 潜在力秘めた革新技術の実用化に使命 超高齢化社会見据え,量子技術の裾野広げる 世界の主要な国々が量子科学技術分野の研究開発に力を入れる。文部科学省も2018年に「光・量子飛躍フ … 続きを読む

カテゴリ 2023年3月号, 記事

次世代太陽電池の普及へ 技術基盤の整備に注力:村上 拓郎

日本で発明されたペロブスカイト太陽電池 課題の耐久性向上へ新材料開発に取り組む 専用設備を整え実用化へ研究を加速させる ペロブスカイト太陽電池は脱炭素社会実現のカギを握るキーテクノロジーだ。現在の太陽電池が抱えるコストや … 続きを読む

カテゴリ 2023年2月号, 記事

細胞origamiで再生医療 女性のハイテク起業家へ:繁富香織

日本の伝統芸でバイオ機械融合 がんの個別診断や新薬開発に道 来年にスタートアップ立ち上げ 日本人にはなじみ深い折り紙を応用して,培養した細胞が立体的な形になるように成長させる「細胞折り紙」が世界で関心を集めている。繁富( … 続きを読む

カテゴリ 2023年1月号, 記事

自動運転ソフトの革命児 オープン化で世界に挑む:加藤真平

トヨタ・日立・鴻海・インテルなどと「連合軍」 米テスラ・グーグルのブラックボックスに対抗 クルマ社会変革して脱炭素実現へ クルマ社会の姿を大きく変えるといわれる自動運転。国内外で様々なプレーヤーが技術の社会実装に乗り出す … 続きを読む

カテゴリ 2022年11月号, 記事

温暖化の食料影響解明 主食コメの将来を背負う:長谷川利拡

国連の温暖化報告書で唯一日本出身の統括執筆責任者 CO2濃度上昇による生産性の変化を探る 難民や紛争を生む食料不足に歯止め 農水省所管の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)で農業の気候変動適応策を研究する長谷川利拡 … 続きを読む

カテゴリ 2022年10月号, 記事

脱炭素の切り札 人工光合成で未来を拓く:瀬戸山 亨

三菱ケミカル・トヨタ・東大などのジャパン連合 380億円投資で日本独自の技術を開発し世界輸出目論む 新しい化学産業の姿を社会に示す 植物をまねて,太陽光をエネルギーに水と二酸化炭素(CO2)から酸素と化学原料を作る「人工 … 続きを読む

カテゴリ 2022年9月号, 記事

ジャパンチームで新型コロナの変異を解明:佐藤佳

遺伝子の変異から新型コロナウイルスの性質を探る 変異ウイルスを人工的に作製して実験で確かめる 若手研究者の連携で素早く社会に成果を生かす 2021年4月,新型コロナウイルスに関するある査読前の論文がメディアで話題になった … 続きを読む

カテゴリ 2022年8月号, 記事