タグ : 技術

幹細胞から食肉

 様々な組織へと育つ能力を持つ幹細胞は,病気やケガで失われた組織や臓器を再生する先端医療分野で注目されている。しかし世界には,それをまったく違う目で見ている研究者もいる。家畜の幹細胞を元手に,藻類由来の培養液などを使って … 続きを読む

カテゴリ 2011年9月号, 記事

繭から紡いだ医用新素材

 かつて絹織物は極東からシルクロードを通ってヨーロッパに伝えられ,丈夫で美しいこの材料を使ってまばゆい衣服が作られた。現在のバイオ技術者は,カイコが紡ぎ出したこの天然タンパク質繊維に酵素や半導体を染み込ませる。こうして手 … 続きを読む

カテゴリ 2011年2月号, 記事

鼻息のパワー〜日経サイエンス2011年1月号より

鼻を使って移動や意思疎通ができる障害者向け装置が登場    重度の障害者が移動と意思疎通を取り戻す方法は? そのカギは文字通り目と鼻の先,鼻にあるのかもしれない。身体が麻痺した人が鼻をクンクンするだけで,書いた … 続きを読む

カテゴリ 2011年1月号, SCOPE & ADVANCE

つぶやきには知恵がある〜日経サイエンス2010年12月号より

ツイッターを解析すれば新発見    批評家たちはツイッターに投稿される140文字のメッセージをつまらないものだとばかにしてきたが,研究者にとっては,この人気のソーシャル・メディア・サイトはデータの宝庫だ。 チリ … 続きを読む

カテゴリ 2010年10月号, SCOPE & ADVANCE

映像も送れる量子暗号〜日経サイエンス2010年7月号より

東芝欧州研究所が毎秒1メガビットの高速量子暗号通信実験に成功    こっそり中を見られる心配がない量子暗号通信は,完全な安全性が保証されるが,速度と距離の制約が実用化のネックになっている。このうち速度については … 続きを読む

カテゴリ 2010年7月号, SCOPE & ADVANCE

味を強める調味料

 ヒトは5つの味を感じる。「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」だ。これらの味を感じるメカニズムが,近年の研究で明らかになった。舌や口に点在する味蕾(みらい)にいくつかの味細胞があり,各味細胞はその表面にあるセンサー … 続きを読む

カテゴリ 2008年11月号, 記事

聖徳太子ロボットの未来〜日経サイエンス2007年10月号より

京都大学チームが開発したロボット聴覚システムは,3人の同時発言をきちんと理解する    聖徳太子は7世紀の政治家で,日本最初の憲法を起草した建国の父として名高い。彼は多くの人が同時に語りかけてくるのをきちんと聞 … 続きを読む

カテゴリ 2007年10月号, SCOPE & ADVANCE

地デジ時代 おたくのテレビは大丈夫?

 米国では2年後,日本でも4年後に地上波テレビ放送が全面的にデジタルに切り替わる予定だ。しかしアナログテレビの遺産も大きく,スムーズに移行できるかどうかは別問題だ。    全国の地上波テレビ局がアナログ放送を停 … 続きを読む

カテゴリ 2007年5月号, 記事

新原理のカラー表示〜日経サイエンス2007年1月号より

三原色を組み合わせるのではなく,小さな回折格子を変形させる    将来のテレビやコンピューターの画面は人工筋肉(電場によって伸縮するプラスチック)のおかげで本物そっくりの色を出せるようになるかもしれない。今後1 … 続きを読む

カテゴリ 2007年1月号, SCOPE & ADVANCE

プラスチックも石油離れ?〜日経サイエンス2006年11月号より

原油価格が高騰するなか,プラスチックの原料となる石油化学物質の価格も急騰している。そこで,石油に代わるプラスチック原料の製法を改善する研究が進んできた。植物が含むフルクトース(果糖)を5-ヒドロキシメチルフルフラール(H … 続きを読む

カテゴリ 2006年11月号, SCOPE & ADVANCE