タグ : 技術

海底顕微鏡が明かす世界

海底は顕微鏡とは相性最悪の場所だ。真っ暗な水中で常に流れが変化し,通常のレンズでは小さな物体をとらえてもぼんやりしたシミの動きにしか見えない。だが,新装置が登場した。高輝度LEDを照明に使い,フレキシブルポリマー製のレン … 続きを読む

カテゴリ 2017年3月号, 記事

音響プリズム登場〜日経サイエンス2017年1月号より

デジタル処理なしで音を周波数別に分けられる   400年近く前,ニュートン(Isaac Newton)はガラス製のプリズムを使うと白色光を虹のすべての色に分割できることを示した。最近,スイスの電気工学者チームは … 続きを読む

カテゴリ 2017年1月号, SCOPE & ADVANCE

インターネットの北西航路〜日経サイエンス2016年8月号より

欧州とアジアを結ぶ最短経路が可能に   極地探検家のアムンセン(Roald Amundsen)と6人の乗組員が氷で覆われた北西航路を初めて通過してから100年あまり。この6月,アムンセンのときよりもはるかに大き … 続きを読む

カテゴリ 2016年8月号, SCOPE & ADVANCE

集中しているか退屈か?〜日経サイエンス2016年7月号より

パソコンはあなたの状態を識別可能    退屈はあくびやうつろな目に表れるだけではない。身をよじる,掻く,向きを変えるなど「非インストゥルメンタル運動」と呼ばれる微妙な身体の合図も人の精神状態を表す。そしていま, … 続きを読む

カテゴリ 2016年7月号, SCOPE & ADVANCE

心を持つロボット

「Siri」や「Pepper」などが登場し,人間は機械やロボットに,感情を認識して洒落や嫌味,真意を理解する高度な意思疎通ができることを期待するようになってきた。著者の研究グループは会話から感情を読み取るよう機械を学習さ … 続きを読む

カテゴリ 2016年2月号, 記事

安全な銃〜日経サイエンス2015年12月号より

偶発事故と犯罪を防ぐ技術    米国の銃関連の年間死者数が数十年ぶりに自動車事故による死者数を上回る見込みとなった。米疾病対策センター(CDC)によると,2013年(データのある直近の年)に両者はほぼ並んでおり … 続きを読む

カテゴリ 2015年12月号, SCOPE & ADVANCE

パソコンの発熱でハッキング〜日経サイエンス2015年9月号より

PCから立ち上る“のろし”を解読すると…   世界で最も安全なコンピューターは「ググる」ことのできないコンピューターだ。インターネットをはじめ,すべてのネットワークから切り離されていれば安全だろう。   … 続きを読む

カテゴリ SCOPE & ADVANCE

米国の巨大ロケット スペース・ローンチ・システム

スペースシャトルの後継とされた「コンステレーション計画」が中止になった後,米国は低軌道への飛行を民間企業に委託するとともに,深宇宙を目指す独自のロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」を開発している。シャトルの … 続きを読む

カテゴリ 2015年9月号, 記事

Sound Bytes / 隠れたパターンを探し出すデータ可聴化

Composer Robert L. Alexander was sitting in front of his laptop computer about three years ago, listening to a sound file that would have put most people to sleep: it was a faint flapping, like a dist … 続きを読む

カテゴリ 2015年7月号, 英語で読む日経サイエンス

ドローンにはドローンで対抗〜日経サイエンス2015年7月号より

怪しい無人機は捕虫網でからめ捕る   食うか食われるかの厳しい世界なのだから,ドローン(無人機)の脅威はドローンで迎え撃て――ということで,仏マル・テシュ社は去る2月,パリ郊外のラ・クー=アン=ブリーで「インタ … 続きを読む

カテゴリ 2015年7月号, SCOPE & ADVANCE

隠れたパターンを探し出すデータ可聴化

 「百聞は一見にしかず」というように,人間は視覚に多くを依存している生物だが,実は聴覚には情報処理の点で視覚に勝る優れた特徴がある。目で識別できる光の点滅は毎秒50回から60回くらいまでだが,耳はわずか数ミリ秒間に生じた … 続きを読む

カテゴリ 2015年7月号, 記事

沈没船のお宝を探せ 海洋考古学の新時代

フィリピン沖の海底で戦艦「武蔵」とみられる船体が発見され,話題になっている。これは自律型の無人海底探査機による発見だが,地中海では生身のダイバーがハイテクを活用して沈没船から考古学的な“お宝”を発掘している。船が沈んでい … 続きを読む

カテゴリ 2015年5月号, 記事

色の変化で動きを見る モーション顕微鏡

 青ざめたり赤らんだり,顔色には感情の起伏が表れる。しかし,まったく平静なときにも顔色は心臓の拍動に合わせて微妙に変化している。画像処理技術が進歩,今や顔色から脈拍が読み取れるようになった。その研究に取り組んでいた著者ら … 続きを読む

カテゴリ 2015年5月号, 記事

空中の浮き球〜日経サイエンス2015年1月号より

物理法則を欺くボールが球技を変えるかも   多くの球技で,ボールの制御は成功のために必須だ。だがボールが物理法則に従わなくなったら? ソニーコンピュータサイエンス研究所(CSL)と東京大学のチームはまさにそんな … 続きを読む

カテゴリ 2015年1月号, SCOPE & ADVANCE

現実になる仮想現実療法〜日経サイエンス2014年12月号より

手ごろなヘッドセットの登場でVR暴露療法が医療現場に    南カリフォルニア大学のリッツォ(Albert “Skip” Rizzo)は1993年,バーチャルリアリティー(仮想現実,VR)を心理療法に利用する研究 … 続きを読む

カテゴリ 2014年12月号, SCOPE & ADVANCE