タグ : 感染症

特集:COVID-19パンデミック

新型コロナウイルスによるCOVID-19のパンデミックは,5月14日時点で感染者420万人,死者29万人を出した。各国での行動制限によって感染拡大のペースは落ちているが,流行が終息したわけではない。この病気の起源,治療, … 続きを読む

カテゴリ 2020年7月号, 記事

病原体の実像に迫る

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが止まらない。2019年12月8日に中国湖北省武漢市で1例目の患者の発症が確認されてからわずか3カ月で,世界の100を超える国・地域に拡大した。感染者の指数的な増 … 続きを読む

カテゴリ 2020年5月号, 記事

私たちはどう闘うか

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の初の患者が国内で見つかって2カ月あまり。日本は感染拡大の要因となる「クラスター」の封じ込めを重視し,大規模な検査と流行地の封鎖に踏み切った中国とは異なる対策を講じてきた。日本 … 続きを読む

カテゴリ 2020年5月号, 記事

特集:新型コロナウイルス

 2019年12月に中国・武漢で確認された新型コロナウイルス感染症COVID-19は,たった数カ月のうちに100以上の国と地域で10万人以上の感染者が見つかる世界規模の感染症になった。21世紀に入って人類がコロナウイルス … 続きを読む

カテゴリ 2020年5月号, 記事

復活するか? ファージ療法

細菌に感染するウイルスであるバクテリオファージは20世紀初めに発見され,一時は細菌感染症の治療に使われた。抗生物質の登場ですたれたこのファージ療法が再び注目を集めている。抗生物質の効かない耐性菌が出現し,大きな脅威になっ … 続きを読む

カテゴリ 2020年4月号, 記事

蚊と戦う

マラリアやデング熱,ジカ熱など,蚊が媒介する病気による死者は年間に世界で72万5000人を超える。その意味で蚊は地球上で最も致死的な生物といえる。気候変動とグローバリゼーションによって米国など先進国でも事態が悪化している … 続きを読む

カテゴリ 2018年11月号, 記事

気候変動で広がる人獣共通感染症

動物とヒトで同じ病気を引き起こす「人獣共通感染症」の拡大が,気候変動によって加速されることがわかってきた。 アフリカで猛威を振るうリフトバレー熱は蚊が媒介するリフトウイルスが原因だが,病原体が発見された1931年以降,リ … 続きを読む

カテゴリ 2018年10月号, 記事

温床と化す米国の大都市

米国の都市部では,A型肝炎やレジオネラ症などの感染症の罹患率が増加している。感染症は減少傾向にあると考えられてきたが,所得格差の広がりやインフラ老朽化などが原因で再び増加しているのだ。米国の現状をリポートする。 ・ワクチ … 続きを読む

カテゴリ 2018年10月号, 記事

バイオフィルムを退治する

細菌の集団はゼリー状の「バイオフィルム」を形成して自分たちを包み,身を守っている。排水管についたヌメリなどがバイオフィルムの例だが,体内や医療器具にバイオフィルムができてしまうと抗菌薬が効かなくなり,慢性感染症を起こす原 … 続きを読む

カテゴリ 2018年3月号, 記事

胎盤の不思議

胎盤は必要な栄養などを母体から胎児へ供給している重要な臓器だが,いまだに謎も多い。胎盤は胚から発生する組織で,母体にとっては基本的に“異物”であるはずなのに,母親の免疫系はこれを拒絶しないどころか,胎盤の形成と子宮への侵 … 続きを読む

カテゴリ 2018年2月号, 記事

ポストエボラ症候群

西アフリカのエボラ出血熱に終息宣言が出た現在も,約1万7000人が「ポストエボラ症候群」と呼ばれる危機にある。リベリアでの調査によると,生還者の60%が目の問題を,53%が筋肉痛・関節痛を,68%が神経関連の問題を抱えて … 続きを読む

カテゴリ 2016年9月号, 記事

Bitter Taste Bodyguards / 体を守る苦味受容体

Imagine the worst cold you’ve ever had in your life. Your nose feels completely blocked. You struggle for air. The pressure in your sinuses sends pain streaking around your head. You can’t smell, … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, 英語で読む日経サイエンス

体を守る苦味受容体

甘味や苦味,酸味などの味を感じているのは,舌にある味覚受容体だ。特に苦味受容体は種類が多いうえ,鼻や気道,心臓,肺,腸などにも存在している。いったいなぜ? 苦味受容体が侵入細菌に対する素早い防御反応を誘発していることが最 … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, 記事

Disease Detector / 病原体ナノセンサー

Why is it so difficult to diagnose an in­­fec­tious disease on the spot? We measure vital signs such as temperature or blood pressure routinely, yet we have no quick way to pinpoint the cause of … 続きを読む

カテゴリ 2016年3月号, 英語で読む日経サイエンス

病原体ナノセンサー

一般に感染症を確定診断するための病理検査には数日かかる。血液や尿といった試料に含まれるマーカー分子(病原体のDNAなど)がわずかで,検出が難しいためだ。この数日のタイムラグの間に,患者は誤った薬を処方されたり病状が悪化し … 続きを読む

カテゴリ 2016年3月号, 記事