タグ : 感染症

多様な変異ウイルスに効く抗体

新型コロナウイルス感染症は,流行当初に比べて患者の治療に使用できる薬の種類が増えてきた。国内でも,ウイルスに直接くっついて活動を封じる中和抗体薬が今夏より本格的に使用され始めている。効果の高い中和抗体薬が実現した背景には … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

タンパク質工学の新潮流 ワクチンや抗体医薬を自由に設計する

 2020年4月のある金曜日の夜遅く,ウォールズ(Lexi Walls)はワシントン大学(シアトル)の研究室にひとり居残り,これまでの人生で最も重要な実験の結果を落ち着かない気持ちで待っていた。コロナウイルスが専門のこの … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 最新号の紹介, 記事

がんや難病 新たな治療戦略

 mRNAワクチンは新型コロナウイルス感染症との戦い方を一変しただけでなく,「mRNA医薬」という医薬品の新たなジャンルを開いた。  mRNA(メッセンジャー RNA)とはDNAがタンパク質を作る過程で生じる中間生成物で … 続きを読む

カテゴリ 2021年11月号, 最新号の紹介, 記事

新型コロナ 変異ウイルスといかに戦うか

国内の新型コロナウイルス感染症に関するワクチン接種完了率は50%を超えた。接種されたワクチンの大半は,今回の新型コロナで初めて実用化したmRNAワクチンだ。このワクチンは高い有効性と安全性を誇るが,新たな変異を持つウイル … 続きを読む

カテゴリ 2021年11月号, 最新号の紹介, 記事

あなたの中にいる380兆個のウイルス

2020年,世界の何百万もの人々が他人と距離を置いて新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)との接触を避けるために生活様式を根本的に変えた。しかしソーシャルディスタンスをとっていても,SARS-CoV-2以外のウイルス … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, 記事

COVID-19 国内で広がる変異株

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は,全国各地ですでにB.1.1.7(通称:英国型)と呼ぶタイプの変異株が主流になったとみられている。国内の感染状況のデータをもとに変異株の性質がどう変化しているかを評価し … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, 記事

忘れられたパンデミック スペイン風邪の集合的記憶

世界で数千万人の命を奪った1918~1919年のインフルエンザ(スペイン風邪)は終息後まもなく人々の話題から消え失せた。社会の「集合的記憶」として残りにくい側面があったためだと考えられる。昨年来の新型コロナウイルス感染症 … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, 記事

COVID-19 危うい後遺症 体内で何が起きているのか

4月10日,国内における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者は50万人に達した。感染者の約8割は軽症で済むとされるが,回復後も倦怠感や嗅覚・味覚障害,息苦しさといった症状に悩まされる人は少なくない。 20 … 続きを読む

カテゴリ 2021年6月号, 記事

DNAが明かす疫病史 ペスト流行とローマの興亡

古代の遺骨などから病原体のDNAを採取して調べる研究が進み,歴史的な感染症パンデミックの原因を特定できるようになった。6世紀の東ローマ帝国を襲った疫病がペストであると確認されたのが一例だ。こうした古DNAの解析から,病原 … 続きを読む

カテゴリ 2021年6月号, 記事

強まるストレスにどう対処するか

COVID-19パンデミックは市民に前例のないストレスを強いている。米国では不安症やうつ病の症状を示す人が急増した。パンデミック終息の時期が見通せないなか,精神の健康をどうすれば守れるのか? 災害心理学などが示すストレス … 続きを読む

カテゴリ 2021年4月号, 記事

COVID-19 嗅覚障害の原因と予後

COVID-19患者の推定80%が嗅覚障害を起こし,多くは味覚の変化も経験している。患者では鼻腔で匂いの記録を担っている細胞が傷害されている。だが,これがウイルス自体によるのか別の影響によるのかは不明確だ。味覚の喪失が起 … 続きを読む

カテゴリ 2021年4月号, 記事

急拡大する変異株

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界規模のワクチン接種が2020年12月から始まった。しかし,やはりこの感染症の対策は一筋縄ではいかないようだ。時を同じくして英国や南アフリカ共和国で年末から変異を持つウイル … 続きを読む

カテゴリ 2021年4月号, 記事

特集:混迷のパンデミック

 昨年末にはCOVID-19のワクチン接種が一部の国で開始されたが,それとほぼ同時期に厄介な変異を持つウイルスの流行が英国や南アフリカ共和国で相次いで見つかった。従来のウイルスに比べて感染性が強い可能性や,免疫の攻撃を回 … 続きを読む

カテゴリ 2021年4月号, 最新号の紹介, 記事

リスクを高める隠れた要因

恐れていたことが現実になった。気道に感染する病気は冬に蔓延しやすく,専門家はこの冬の流行をかねて警戒していたが,実際に北半球が冬を迎えた今,COVID-19は欧米や日本で,かつてない勢いで猛威を振るっている。重症者が増え … 続きを読む

カテゴリ 2021年3月号, 記事

免疫系の異様な暴走 肺や血管で何が起きているか

新型コロナウイルスSARS-CoV-2はSARSやMERSなど以前のコロナウイルスと同様,人体の免疫系を暴走させる場合があり,その結果として起こる炎症が危険な症状につながる。重症患者の血液中には高レベルの免疫タンパク質( … 続きを読む

カテゴリ 2021年3月号, 記事