タグ : 意識

臨死体験 死に瀕した脳が見せる世界

痛みから解放される,トンネルの出口に明るい光が見える,自分が肉体から離れて体のうえを浮遊する――死の淵から生還した人が報告する奇妙な臨死体験には多くの共通点があるうえ,リアルな体験として後々まで鮮明に記憶されている。作り … 続きを読む

カテゴリ 2021年2月号, 記事

機械は意識を持ちうるか

人工知能(AI)の技術が大きく進展し,人間と同レベルの知能を備えた機械の実現が近づいてきた。だが,現在よりも格段に高度なAIが実現したとして,それらが意識を持つかどうかは,依然としてわからないだろう。脳を最も精巧にシミュ … 続きを読む

カテゴリ 2020年3月号, 記事

特集:脳のコネクトーム

脳という“物質”から知性や意識がどのように生まれるのか? 個別のニューロンや脳領域の活動をかなり詳しく調べられるようになった現在も,大きな謎だ。この謎の解明に挑むべく,「ネットワーク神経科学」という新たな学問分野が生まれ … 続きを読む

カテゴリ 2020年3月号, 記事

意識を持つのは人間だけか

人間以外の動物でも苦痛を感じることを示唆する証拠が得られている。例えば,ロブスターやカニは傷つけられたり水から出されたりハサミをもぎ取られたりすると,ストレスホルモンを放出する。また,傷を負ったエビは足を引きずったり傷口 … 続きを読む

カテゴリ 2018年12月号, 記事

意識の有無を見分けるテスト

脳画像化ツールをもってしても,重度の脳損傷患者に意識があるかどうかを医師が判断するのは難しい場合がある。彼らはどんな内容にせよ何かを経験しているのか? それとも意識は肉体から離れ,宿っていないのか? 磁気パルスで脳を“ザ … 続きを読む

カテゴリ 2018年4月号, 記事

ミチオ・カクが語る心の未来

 米国の理論物理学者で最近,脳や心の研究の将来を展望する本「The Future of the Mind」(2014年刊)を著したミチオ・カク・ニューヨーク市立大学教授が11月に来日したのを機にインタビューした。カク教授 … 続きを読む

カテゴリ 2015年2月号, 記事

瞑想の脳科学

フォーカス・アテンション瞑想,マインドフルネス瞑想,慈悲の瞑想という代表的な3種類の瞑想法が現在,病院や学校など様々な場所で実践され,世界各地で科学の研究対象となっている。 瞑想をすることで脳の一部領域の大きさが変わると … 続きを読む

カテゴリ 2015年1月号, 記事

マインドフルネスの効用

 マインドフルネスとは,いまの瞬間に集中しながらも現在を評価したり感情的に反応したりはしていない心的モードで,注意散漫の対極にあたる明鏡止水の冴えた意識状態だ。瞑想によってマインドフルネスを高めることができ,世界で250 … 続きを読む

カテゴリ 2015年1月号, 記事

睡眠者の殺人 意識と無意識の境界を問う

 睡眠中に妻を殺害して罪に問われた男性がいる。眠っていたのは妻の方ではなくて,手を下した本人がそう主張する。しかし,人を殺すことができたとすれば,その人はその時に起きていたというほかはないのではないか?実は,睡眠中の暴力 … 続きを読む

カテゴリ 2012年12月号, 記事

人工知能の意識を測る

 意識を持つコンピューターや人間のようなロボットは小説や映画でおなじみだが,もちろん現実世界にはまだ登場していない。だが,将来のことはわからない。機械が知的存在として目覚めたとき,人類に対してどんな行動に出るのだろう?  … 続きを読む

カテゴリ 2011年9月号, 記事

浮かび上がる脳の陰の活動

 私たちの脳は,話をする,本を読む,といった意識的な仕事を行っているときだけ活動し,何もせずぼんやりしているときは脳もまた休んでいると考えられてきた。ところが最近の脳機能イメージング研究によって驚くべき事実が明らかになっ … 続きを読む

カテゴリ 2010年6月号, 記事

意識はどのように生まれるのか

 脳内のニューロン(神経細胞)の活動と,私たちの意識とは,どのような関係があるのだろうか?ニューロンの活動は,客観的に外部から観察して電気化学反応として記述できる。一方,意識は,主観的で,他人に中身を伝達することすら困難 … 続きを読む

カテゴリ 2008年2月号, 記事

幻覚キノコの厳格な科学〜日経サイエンス2006年11月号より

幻覚キノコは神秘的な体験を引き起こすものとして何千年も前から知られてきた。最近,この幻覚剤についての厳格な科学的実験が40年ぶりに行われ,実験室で安全に神秘状態を作り出せることが証明された。ジョンズ・ホプキンズ大学の科学 … 続きを読む

カテゴリ 2006年11月号, SCOPE & ADVANCE

心の時間

 目覚まし時計で時間どおり目覚め,一日を時間どおりに過ごす――会議,他社への訪問,電話での打ち合わせ,昼食会などは,すべて決められた時間に始まる。他人の行動に自分の行動を合わせることができるのは,みんなの時間計測システム … 続きを読む

カテゴリ 2002年12月号, 記事