タグ : 惑星科学

宇宙から来た海

広大な海。地球の表面の7割を占め平均水深が約3700mに達する膨大な量の水は,実は原始地球の誕生時にはなかったものだ。太陽系が誕生した頃,原始太陽の強烈な熱と光のため,太陽系の外側領域を除けば水はほとんど存在できず,内側 … 続きを読む

カテゴリ 2015年6月号, 記事

How to Search for Life on Mars / 火星生命を探すには

Astronomers have learned a great many things about Mars since the first probes landed there nearly four decades ago. We know that liquid water once flowed across its surface and that Mars and Earth we … 続きを読む

カテゴリ 2014年9月号, 英語で読む日経サイエンス

火星生命を探すには

キュリオシティなど最新の探査機は火星にかつて水が流れていた証拠をつかんだが,撮影された画像はやはり荒涼とした世界で,生物の影は見られない。1970年代のバイキング1号と2号も生命の証拠を発見できなかった。火星に生命は存在 … 続きを読む

カテゴリ 2014年9月号, 記事

Mars in Motion / 塩水が刻む火星の地形

Discoveries of water on Mars are now so common that the subject has become the butt of jokes among planetary scientists: “Congratulations— you’ve discovered water on Mars for the 1,000th … 続きを読む

カテゴリ 2013年10月号, 英語で読む日経サイエンス

塩水が刻む火星の地形

 新しい探査機が火星に行くたびに「水を発見」というニュースが報じられるが,それらは遠い昔に水があった,あるいは現在の火星に氷や水蒸気などが存在するという意味で,液体の水が地表を流れているのが確認されたわけではない。一方, … 続きを読む

カテゴリ 2013年10月号, 記事

「はやぶさ2」姿現す〜日経サイエンス2013年3月号より

探査機「はやぶさ」の後継機は,より始原的な小惑星を訪れ 表層のほか内部のサンプルも採取,複数の小型探査ロボットを着陸させる    小惑星の塵を地球に持ち帰った探査機「はやぶさ」。その後継として開発中の「はやぶさ … 続きを読む

カテゴリ 2013年3月号, SCOPE & ADVANCE

火星を流れていた川〜日経サイエンス2013年2月号より

探査車キュリオシティーが証拠をつかんだ    異星の世界を上空の軌道から見るのと,その星に降り立って間近に見るのとでは,まるで違う。    以前にマーズ・リコネッサンス・オービターが撮影した火星のゲー … 続きを読む

カテゴリ 2013年2月号, SCOPE & ADVANCE

キュリオシティー 火星着陸へ

 昨2011年11月に打ち上げられ火星に向かっていた米航空宇宙局(NASA)の探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティー」)が日本時間の8月6日にいよいよ火星に着陸する。かつての火星は生物がすめる環境 … 続きを読む

カテゴリ 2012年9月号, 記事

Digging Mars / 進む生命探査 フェニックスからキュリオシティーへ

This month NASA plans to launch its latest and most sophisticated mission ever to the Red Planet: the Mars Science Laboratory. After a dramatic landing in Gale Crater using a skycrane for the final de … 続きを読む

カテゴリ 2012年2月号, 英語で読む日経サイエンス

進む生命探査 フェニックスからキュリオシティーへ

 最新鋭の分析装置群を搭載した火星探査車マーズ・サイエンス・ラボラトリー(キュリオシティー)が2011年11月に打ち上げられた。最新の分析装置で火星の土壌を調べ,生命の痕跡を探すことになっている。キュリオシティーが挑むテ … 続きを読む

カテゴリ 2012年2月号, 記事

特集:NASAが目指す火星への道

 最新の火星探査車「キュリオシティー」が先ごろ打ち上げられた。2012年8月に火星に着陸し,生命存在の可能性を詳しく調べる予定だ(イラストは想像図)。近年の無人探査車の活躍で進展してきた火星の科学は新段階を迎えようとして … 続きを読む

カテゴリ 2012年2月号, 記事

はやぶさが明かしたイトカワの素顔

 探査機「はやぶさ」は太陽系を約60億キロ,苦難の旅の末,1500個以上に及ぶ小惑星イトカワの微粒子を地球に持ち帰った。最初の分析対象となった約40個が様々な手法で詳しく調べられ,イトカワ誕生のシナリオが明らかになった。 … 続きを読む

カテゴリ 2011年12月号, 記事

水星探査機 到着!/日欧探査機も水星へ

 夜空に輝く金星や火星,木星はなじみ深い惑星だが,太陽に最も近い水星は朝夕のごく限られた時間帯しか姿を見せず,肉眼で見た人はほとんどいないだろう。なじみの薄さは水星がどんな惑星なのかわかっていないことにもよる。そもそもつ … 続きを読む

カテゴリ 2011年4月号, 記事

月のグラファイト〜日経サイエンス2010年11月号より

アポロ計画で採集された試料から見つかった隕石衝突の証拠    1972年のアポロ17号以来,人類は月に足を踏み入れていないが,アポロ計画の一連のミッションはいまだに驚くべき発見を生み出している。収集された月の岩 … 続きを読む

カテゴリ 2010年11月号, SCOPE & ADVANCE

湿った小惑星を発見〜日経サイエンス2010年9月号より

やはり小惑星が地球に水をもたらしたのか…    火星と木星の間の公転軌道を回っているある小惑星の表面に,氷と有機物が存在していることがわかった。これらの成分が小惑星に見つかったのは初めて。氷と有機物は彗星では見 … 続きを読む

カテゴリ 2010年9月号, SCOPE & ADVANCE