タグ : 惑星科学

6年間50億キロの旅

探査機「はやぶさ2」は小惑星「リュウグウ」を詳細に探査し,そのサンプルを収めたカプセルを携えて無事,地球に帰還した。探査成功の背景には,様々なトラブルを乗り越えて地球に帰還した,はやぶさ初号機の経験がある。カプセルを降ろ … 続きを読む

カテゴリ 2021年2月号, 記事

Apollo’s Bounty / アポロの収穫 月の石が語る太陽系の黎明期

The Apollo missions are most celebrated for putting human footprints on the moon, but their biggest contribution to science was the collection of rocks the astronauts brought home with them. To call t … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 英語で読む日経サイエンス

日本が挑む有人探査へのロードマップ

月を周回する宇宙ステーション「ゲートウェイ」を,日本や米国など国際共同で建設する計画が進んでいる。 米国は2024年,ゲートウェイを拠点に有人月着陸を実現する計画で,日本も2020年代末にも有人探査する構想がある。有人探 … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

月誕生に新説 「シネスティア」

月は45億年近く前に,原始地球と別の原始惑星が起こした破局的な衝突の結果として生まれた。月が地球の衛星としてはかなり大きいことや月に水がないことをうまく説明できるため,この「ジャイアント・インパクト説」は月の起源に関する … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

アポロの収穫 月の石が語る太陽系の黎明期

アポロ計画は月面に人間の足跡を刻んだ点で最も名高いが,最大の科学的遺産は宇宙飛行士たちが持ち帰った一連の岩石だ。これら382kgの石とレゴリス(月や他の惑星状天体の表面を厚く覆っている石屑や塵)を単に貴重なお宝と呼ぶのは … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

The Exoplanet Next Door / 第2の地球がたどった道

In 1982 all anyone could talk about in the planetary science department at the Massachusetts Institute of Technology was the cancellation of NASA’s latest flagship mission, the Venus Orbital Imaging … 続きを読む

カテゴリ 2019年6月号, 英語で読む日経サイエンス

「あかつき」が見た金星の風

金星は地球と大きさも密度もほぼ同じで太陽からの距離も地球にかなり近いが,大気は全く違う。濃密な二酸化炭素で,惑星全体が硫酸の雲で覆われている。金星大気の大きな謎は自転速度をはるかに超えるスピードで惑星を周回していること。 … 続きを読む

カテゴリ 2019年6月号, 記事

第2の地球がたどった道

金星と地球はほとんど同じ状態からスタートしたが,どこかの時点から別の道をたどり,地球は海と大気を持つようになった。一方の金星表面は生命が住めない環境になった。ただし現在も火山活動が起こっており,プレートテクトニクスの初期 … 続きを読む

カテゴリ 2019年6月号, 記事

はやぶさ2,リュウグウ着陸へ〜日経サイエンス2018年11月号より

上空からの観測で小惑星表面の詳細が判明し着陸地が決まった   探査機「はやぶさ2」は小惑星リュウグウ上空からの観測で表面の詳しい状況が判明したことを受け,9月下旬から10月上旬にかけて小型探査機3台を相次ぎ着陸 … 続きを読む

カテゴリ 2018年11月号, SCOPE & ADVANCE

「はやぶさ2」リュウグウに到着〜日経サイエンス2018年9月号より

間近で見た小惑星は予想外の姿をしていた   IMAGE:JAXA、東京大学、高知大学、立教大学 名古屋大学、千葉工業大学、明治大学、会津大学 国立研究開発法人産業技術総合研究所 探査機「はやぶさ2」が6月27日 … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, SCOPE & ADVANCE

Shadows of Other Words / 新宇宙望遠鏡TESS打ち上げ

On the morning of August 21, 2017, in a grassy field in Midvale, Idaho, my family and I waited with great anticipation. In a few minutes we would be enveloped by the moon’s shadow. Along with millio … 続きを読む

カテゴリ 2018年7月号, 英語で読む日経サイエンス

新宇宙望遠鏡TESS打ち上げ

系外惑星の探索で多大な成果を上げた米国の探査機ケプラーが間もなく運用を終え,新たに複数の探査機が近く稼働する。 1つはトランジット系外惑星探索衛星TESSで4月に打ち上げられ,6月に観測軌道に乗る。もう1つは系外惑星の特 … 続きを読む

カテゴリ 2018年7月号, 記事

特集 系外惑星探索の新時代

米国がこの4月に打ち上げた宇宙望遠鏡TESSを使って,地球から数十光年~100光年という比較的近くにある系外惑星をほぼ全天で探索する国際共同プロジェクトがスタートする。系外惑星を数千個発見し,その中から生命が存在する可能 … 続きを読む

カテゴリ 2018年7月号, 記事

Pluto Revealed / 間近で見た冥王星 ニューホライズンズがとらえた素顔

As the clock neared 9 p.m. on July 14, 2015, I stood with then NASA administrator Charles Bolden and others in our mission control at the Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory in Marylan … 続きを読む

カテゴリ 2018年2月号, 英語で読む日経サイエンス

間近で見た冥王星 ニューホライズンズがとらえた素顔

米国のニューホライズンズ探査機は2015年夏に冥王星に接近通過を果たし,冥王星とカロンなど5つの衛星が予想よりもはるかに複雑でダイナミックであることを発見した。冥王星は活動を停止した特徴のない天体ではなく,高い山々がそび … 続きを読む

カテゴリ 2018年2月号, 記事