タグ : 心理学
冷たい銀行員〜日経サイエンス2016年3月号より
ドライすぎる─自分の職場にも たいていの人にとって,アイデンティティーは職業と不可分に結びついている。自分の仕事に意味を見いだそうとし,仕事への批判は自分への攻撃と受け止める。だが,投資銀行の幹部は違う。自 … 続きを読む
カテゴリ 2016年3月号, SCOPE & ADVANCE
特集:教育改革に挑む米国
学校での成績評価テストは不安を高め学習の邪魔になることも多い。これに対し認知科学の観点から,テストを通じて理解を深めることに主眼を置いた実験が米国で好成績を上げている。テスト結果をきめ細かくフィードバックし,何を理解し何 … 続きを読む
みんなでウソを見抜く〜日経サイエンス2015年11月号より
1人の判断よりも精度が上がる 泳ぐ視線,そわそわした態度,手のひらの汗──これらは古典的なサスペンス映画ではウソのサインだ。だが現実には,ウソをついていると見抜くのは驚くほど難しい。訓練を積んだプロでさえ … 続きを読む
カテゴリ 2015年11月号, SCOPE & ADVANCE
セルフコントロールの心理学
セルフコントロールは自制心,意志力などとも呼ばれ,日々の生活や仕事で他者とうまくやっていくうえで欠かせない。いわば“心の筋肉”として働いていて,その筋肉に蓄えられているエネルギーが枯渇する場合もある。甘いお菓子の誘惑に抵 … 続きを読む
自由意思が存在する理由
例えば手首を曲げる際,動作をすると本人が決めたことを自覚するより先に,脳に「準備電位」という活動が生じることが1980年代の実験で示された。とすると,本人が意識する前に脳がすでに決定を下しており,「自由意思は存在しない」 … 続きを読む
親の過干渉の弊害〜日経サイエンス2015年3月号より
子供の対人関係構築を害する恐れあり 散らかったままの部屋や手つかずの宿題からわかるように,子供には指導が必要だ。だが,親が命ずる仕方は子供の社会的スキルに強く影響する可能性がある。バージニア大学の心理学者 … 続きを読む
カテゴリ 2015年3月号, SCOPE & ADVANCE
Why Good Thoughts Block Better Ones / アインシュテルング効果 良案が排除されるわけ
In a classic 1942 experiment, American psychologist Abraham Luchins asked volunteers to do some basic math by picturing water jugs in their mind. Given three empty containers, for example, each with a … 続きを読む
カテゴリ 2014年5月号, 英語で読む日経サイエンス
アインシュテルング効果 良案が排除されるわけ
「アインシュテルング効果」とは,問題の解のうち最もなじみ深いものに脳が固執して,その他の解を無視してしまう頑固な傾向のことだ。この精神現象は1940年代から知られていたが,どのようにそれが生じるのかについて確かなことが … 続きを読む
デジタルより紙がわかりやすい理由
iPadやキンドルなどの電子書籍リーダーを使う人が増えている。読書体験はどう変わっていくのか? 過去20年間の研究によると,画面で読むよりも紙のほうが理解しやすく記憶に残る場合が多い。画面だと全文における現在位置を直覚 … 続きを読む
グーグル効果 ネットが変える脳
かつて人々は仲間内で「記憶」という作業を分担していた。夫は妻にレストランの名前を,妻は夫にその行き方を尋ねる。職場でパソコンの調子がおかしくなったら花子に,英語の資料でわからないところは太郎に聞く。記憶の一部を身近な誰 … 続きを読む
虫はいいけどクモはだめ~日経サイエンス2014年2月号より
昆虫学者でさえ我慢できない いまは現役を退いている昆虫学者のベッター(Rick Vetter)は,誰もが自分のようなクモ好きではないことは理解している。だが,6本脚の昆虫を喜々として調べている仲間の昆虫学 … 続きを読む
カテゴリ 2014年2月号, SCOPE & ADVANCE